@games日記(復刻版)    2015 March        トップへ

01 明治の言葉 『三四郎』より(その56) (4503回) 明治の言葉 『三四郎』より(その57) (4504回) 明治の言葉 『三四郎』より(その58) (4505回)
04 明治の言葉 『三四郎』より(その59) (4506回) 腕時計の電池交換で復活!! (4507回) 明治の言葉 『三四郎』より(その60) (4508回)
07 《スサノオの髪に櫛さし鳴鳥狩》  (4509回) 明治の言葉 『三四郎』より(その61) (4510回) 明治の言葉 『三四郎』より(その62) (4511回)
10 国税還付 (4512回) 明治の言葉 『三四郎』より(その63) (4513回) 明治の言葉 『三四郎』より(その64) (4514回)
13 明治の言葉 『三四郎』より(その65) (4515回) 俳句大学・練習ネット句会(第2回)総括 (4516回) 俳句大学・練習ネット句会(第2回)自分の選句(鑑賞力)総括 (4517回)
16 明治の言葉 『三四郎』より(その66) (4518回) 明治の言葉 『三四郎』より(その67) (4519回) 明治の言葉 『三四郎』より(その68) (4520回)
19 明治の言葉 『三四郎』より(その69) (4521回) 高尾梅郷 (4522回) 瑞穂町の吊し飾り (4523回)
22 明治の言葉 『三四郎』より(その70) (4524回) 明治の新聞社告 (4525回) ラムコーダー (4526回)
25 桜開花 (4527回) 明治の言葉 『三四郎』より(その70) (4528回) 難解文字 (4529回)
28 明治の言葉 『三四郎』より(その71) (4530回) 明治の言葉 『三四郎』より(その72) (4531回) 明治の言葉 『三四郎』より(その73) (4532回)
31 明治の言葉 『三四郎』より(その74) (4533回)


03/31 明治の言葉 『三四郎』より(その74) (4533回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その74)

・怖怖(こわごわ)   ⇒ 恐恐
・襯衣(シャツ)
・沓脱(くつぬぎ)
・悉皆(すっかり)
・癒(なお)り
・会堂(チャーチ)
・耶蘇教(ヤソきょう)
・歇(や)んだ
・迷羊(ストレイシープ)
・忽然(こつぜん)として
・縞の吾妻(あづま)コート
・肩を窄(すぼ)めて
・凡(すべ)てに揚(あ)がらざる態度
・歩を回(めぐら)し
・外套の隠袋(かくし)から
・手帛(ハンケチ)
・罎(びん)
・袂(たもと)
・明確(はっきり)
・密着(ひっつい)て
・聞兼(ききかね)る
・我が愆(とが)を知る

03/30 明治の言葉 『三四郎』より(その73) (4532回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その73)

・頓服(とんぷく)
・部屋の中が熱臭い
・仰向(あおむけ)
・熱と疲(つかれ)
・待ち設けなかった
・袴を穿(は)いて
・障子を閉(た)てて
・吃驚(びっくり)した
・蜜柑の籃(かご)
・御見舞(おみやげ)
・慰謝
・齎(もたら)した

三四郎が熱を出したのは、インフルエンザに罹ったかららしい。
このころ既にインフルエンザという言葉が使われていたようだ。

03/29 明治の言葉 『三四郎』より(その72) (4531回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その72)

・同年(おないどし)
・風馬牛(ふうばぎゅう)  ⇒ 発情した馬と牛の牡と牝とは、相手を求めても類が異なるので、互いに全く関わりを持たないこと(広辞苑)
・熟字(じゅくじ)  ⇒ 熟語

新聞にある「風馬牛」の説明は、広辞苑と少し違う。

03/28 明治の言葉 『三四郎』より(その71) (4530回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その71)

・明日(あくるひ)
・一寐入(ひとねいり)する
・昨夕(ゆうべ)
・少時(しばらく)

漱石の漢字の当て字はなかなかユニークだ。

03/27 難解文字 (4529回)

郷土資料館へゆく途中、道端の倉庫に見慣れぬ文字を見つけた。
見たことのない字だと思い、家に帰ってから幾つかの辞書で調べてみたが解らない!!!

facebookで皆さんからもいろいろなご意見を頂いたが、確認のため町役場にメールで問い合わせをしたら、返事があった。
この文字は、東+壹 で、東一丁目の町会の倉庫という意味を、デザイン化して書いたもの、とのことだった。

03/26 明治の言葉 『三四郎』より(その70) (4528回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その70)

・坐り疲(くた)びれた
・連(つれ)
・毫(ごう)も   ⇒ 少しも
・挫(くじ)いた
・能掛(のうがか)り   ⇒ 能舞台のような
・節奏(せっそう)   ⇒ 音楽のリズム

03/25 桜開花 (4527回)

一昨日(23日)、各地からの桜開花のニュースが有り、東京でも靖国神社の標本木が咲いた。
今日(25日)、浅川土手を歩いたが、蕾が膨らみかけていたが後一歩。
2,3日後、週末には咲き始めそうだ。

03/24 ラムコーダー (4526回)

近くのバス停の看板に、意味の分からない注意書きがあった。
「ラム」とは、何のことか??

Facebookに書いてみたら、親切に教えてくれた人がいて謎は解けた。
ラム=「ラムコーダー」

『最近のバスの行き先、車内放送は、音声合成装置で行われるようになってきていますが、これをラムコーダーと言います。バスが発車したら、ボタンを押して、次のアナウンスを起動させるわけですから、そのボタンを押し忘れないようにとの注意でしょう』

03/23 明治の新聞社告 (4525回)

・巳酉新年の壮観
 我社は明春以後更に諸般の設備を拡張して報道の完全を図り、各種新活字を応用して字数約三分の一を増加し、大祭翌日の休刊を廃して全く無休刊と為し其他幾多の改良を続行して面目を一新し以って読者多年の愛顧に報いんとす。

・大絵付録
中村不折画 岡田起作書『百人一首かるた』
 不折画伯の精妙高逸は天下の周知する所、此のかるた同氏の惨憺たる苦心に成り百人一首ありて以来古今無比の妙品たり。
尚画には不折の二十五題、春仙の雪中松十五題あり文には長谷川二葉亭の露都雑記、杉村楚人冠の大盛放語、土屋大夢の愚者志願、 夏目漱石の元日、高田竹山の酉の字の話、三上博士の百人一首談、渋川玄耳の機微談語(中略)小説は半井桃水の『ねくたれ髪』の外更に世上を驚かすべき空前の活小説『煤煙』(森田文学士著)を掲ぐ。

・特約配達
元日より十五日分大絵付録とも 金二十五銭 元日のみの新聞も一部二十五銭

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当時の朝日新聞も定期購読者の確保に注力していたことがよく分かる。

03/22 明治の言葉 『三四郎』より(その70) (4524回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その70)

・坐り疲(くた)びれた
・連(つれ)
・毫(ごう)も   ⇒ 少しも
・挫(くじ)いた
・能掛(のうがか)り   ⇒ 能舞台のような
・節奏(せっそう)   ⇒ 音楽のリズム

03/21 瑞穂町の吊し飾り (4523回)

JR八高線・箱根ヶ崎駅から歩いて20分ほど。
瑞穂町郷土資料館・けやき館と隣の耕心館で吊るし飾りがあったので見学に行った。

吊し雛は、九州柳川の「さげもん」、秋田・酒田の「傘福」、伊豆稲取の「雛の吊るし飾り」の三つが、 歴史的な資料もある元祖らしい。
瑞穂町では7年前に稲取で講習を受けた人たちが中心となり、毎年数を増やし展示をしているとのこと。

新しいデザインも工夫して、仲々見応えのある展示だった。

03/20 高尾梅郷 (4522回)

梅まつりを控えた高尾梅郷に行ってみた。(3/12) 小仏関跡には、いつもの様にサンシュユが満開。
関跡の先の天神梅林には、白梅、紅梅が満開を迎えていた。

天満宮の社は古く300年ほどの歴史があるようだ。
道端には、万作やミモザも咲いていた。

03/19 明治の言葉 『三四郎』より(その69) (4521回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その69)

・後影(うしろかげ)
・眉に手を加えないばかりにして ←意味不明、ごく普通に/自然にという意味か?
・各自(めいめい)に
・梗概(こうがい)  ⇒ あらまし、大略
・毫(ごう)も   ⇒ きわめてわずかなこと
・筒袖(つつそで)の衣服(きもの)
・頻(しきり)に

今朝の新聞に最近のTVドラマからの言葉で「高等遊民」が話題になっていると。
漱石の意識も高等遊民だったのだろうか?

03/18 明治の言葉 『三四郎』より(その68) (4520回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その68)

・越年(おつねん)の計(はかりごと) ⇒えつねん

・床(ゆか)しく思われた  ⇒ 気品・情趣などがあり、どことなく心がひかれるようである。
・黒い廻套(まわし)を着て  ⇒ 外出用のコートらしい
・単簡(たんかん)な芝居  ⇒ 単純でわかりやすいこと。短簡。
・亜典(アテン)の劇場   ⇒ 古代希臘の都市か?
・賞牌(メダル)

03/17 明治の言葉 『三四郎』より(その67) (4519回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その67)

・幾年(いくつ)
・路傍(みちばた)    ⇒ 道端
・俥(くるま)    ⇒ 人力車のこと
・痞(つか)えた   ⇒  じゃまなものがあったり行きづまったりして、先へ進めない状態になる。
・頼(たより)
・御父(おとっさん)

御父(おとっさん)、御母(おっかさん)と呼ぶのは関東の方言みたいなものか?

03/16 明治の言葉 『三四郎』より(その66) (4518回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その66)

・真直(まっすぐ)に迸(ほとばし)る
・低徊(ていかい)して
・瞑想(めいそう)に入る
・悉(ことごと)く詫(あや)まって
・凝(じっっ)と立っていた
・凡(すべ)て
・服装(なり)

・「僕が女に、あなたは画(え)だというと、女が僕に、あなたは詩だといった」

漱石は詩や絵画に関心が深かったようだ。『草枕』にもそれが見られる。

03/15 俳句大学・練習ネット句会(第2回)自分の選句(鑑賞力)総括 (4517回)

◆ 俳句大学・練習ネット句会(第2回)自分の選句(鑑賞力)総括

「選句」作業の基準は、
@ 句の完成度(季語、言葉遣い、切れ字など)を見定める。
A 句趣が自分の好みとあっているかどうか。 の二つだと考えている。

例えば一般論として無季の句は一歩劣ることになるだろう。
一方で完成度は十分でなくても、詠う内容、詠い方がとても気に入った場合は、選びたくなるし、
また完成度は高いのだが、自分はその内容に共感出来ない/関心が薄いという句も出てくる。

今回(第二回練習句会)で私の選んだのは次の五句だった。
69 卒園式ぜんぶひががなにて祝電 (十河かおり)(3)
139 夢でしか逢へぬ友あり春の雨 (小室千穂) (3)
8 春雨に枝垂れ伝ふ色しずく (牧内登志雄) (2)
19 助手席をいつ降りようか春の雨 (河本かおり) (2) 130 俳誌着く先ずは自句見て友の句へ (川岡末好) (1)

投票前に、随分と迷ったのは、
114 友達のやうな母娘や福寿草 (宮野緒幌) (4)
だった。この句は若々しい母と娘を可愛く咲いている二輪の福寿草に見立てと読みとても良い句だとおもったのだが、
あまりにも整い過ぎている/俳句の典型だと感じて敢えて外して、8牧内さんの句を入れた。
若しも逆に投票していたら、宮野さんの句は5点に昇格していた。
130川岡さんの句は無季だ?と気づいていたが、俳人の心理を巧みに表現されていたので投票した。

自分が選んだ句が他の多くの人の選句とも一致すれば、自分の鑑賞力が外れていない証拠だと思うので、
今回の結果はまずまず合格と考えて良いだろうと思っている。

03/14 俳句大学・練習ネット句会(第2回)総括 (4516回)

◆ 俳句大学・練習ネット句会(第2回)総括

【春雨】
 献立は何にしますか春の雨    3点
 思い出の話弾んで春の雨     0点   永田満徳選 佳作
 あの頃に戻り逢いたい春の雨   0点

【卒業】
 卒業子刀代わりの証書筒     1点
 群れをなす馬子に衣装の卒業子  1点
 ネイルアート茶髪の並ぶ卒業式  0点

「友」
 友と来てかれこれ一刻春の酒   2点
 諸子釣り当たりはどうかと友が聞く 0点
 友垣をそろそろどうと誘う春   0点

9句中4句入選は44%で、全平均63句/141句=44%とほぼ同じ。
入選点数7点/4句=1.75 、全平均110点/63句=1.75 と同じ。
反省点は、私の句は典型的な俳句らしい品位に欠けること。
4点を取られたお三方の句を見習いたい。

03/13 明治の言葉 『三四郎』より(その65) (4515回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その65)

・碌(ろく)な事は
・湯から上がって、二人が板の間に据えてある器械の上に乗って、身長(たけ)を測って見た
広田先生は五尺六寸、三四郎は四寸五分しかない。

五尺六寸⇒約170cm、四寸五分⇒約165cm。
ゴルフ場の脱衣場には体重計があるが、銭湯に身長計があったかどうか記憶が定かで無い。

03/12 明治の言葉 『三四郎』より(その64) (4514回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その64)

・身躯(からだ)
・小夜着(こよぎ)
・御出(おいで)
・羅馬(ローマ)人は薔薇をAffectする
・希臘(ギリシャ)人はAmaranthを用いる
・広田先生は畢竟(ひっきょう)ハイドリオタフィアだと思った

アマランス【amaranth】
ヒユ科ヒユ属の植物の総称。特にそのうちのハゲイトウをさす。アマランサス。 2 酸性アゾ染料で、酸溶液に溶けて紫色または淡紅色になるもの。羊毛・絹の染色、食料品の着色などに使用。
【affect】
[動] 〔?fekt〕 (他)1 …に影響を及ぼす,作用する、…の状態を装う,ふりをする

明治に新しく交流の始まった国名、地名を漢字に直す努力は、結局はカタカナ(音)表示へ勝ちを譲った。

03/11 明治の言葉 『三四郎』より(その63) (4513回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その63)

・推(すい)した  ⇒ 思った、考えた
・話頭(わとう)  ⇒ 話のいとぐち、内容、話題
・時代錯誤(アナクロニズム)
・傘(からかさ)
・気色(きしょく)  ⇒ 気持ちが顔色にあらわれること、またその顔色

漱石の書きぶりを読んでいると、漢文体から口語体への過渡期だという印象が深い。

03/10 国税還付 (4512回)

先月2/16、所得税の確定申告を提出したら、先日国税還付の連絡が来た。
書類に問題がなかったからだと思うが、予想外に速い処理だ。

大袈裟に言う額ではないが、ちょっと嬉しい。
しかし確定申告をせずに放置したら、この額を黙って取られたていた(源泉徴収)と考えると税務署も乱暴なことをする所だと思う。

03/09 明治の言葉 『三四郎』より(その62) (4511回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その62)

・陥(おちい)らして
・正邪曲直(せいじゃきょくちょく)なんて六(む)ずかしい問題
・尤(もっと)も碌(ろく)に
・寐返(ねがえ)り   ⇒ 寝返り

現代では、「尤も」「碌に」と漢字を使う人は少ないと思う。

03/08 明治の言葉 『三四郎』より(その61) (4510回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その61)

・本邦人(ほんぽうじん)
・至極(しごく)
・慥(たし)か
・遣(や)り損(そく)なった
・標題(みだし)
・不徳義漢(ふとくぎかん)
・杳(よう)として聞えない凡材(ぼんざい)
・狐鼠々々(こそこそ)運動を始めて

03/07 《スサノオの髪に櫛さし鳴鳥狩》  (4509回)

大学の友人四人で食事。稲田屋というのは鳥取と関係の深い店らしかった(場所は東京駅近く)。
《スサノオの髪に櫛さし鳴鳥狩》  和

【鳴鳥狩】(ナイトガリ)単に鷹狩なら冬の季語だが、春になって宵に雉が鳴いた場所を確かめ、早朝にその雉を狩ることから鳴鳥狩といった。もちろん狩る物は鳥には限らない。

【須佐之男命】天照大御神の弟で乱暴者だったので、高天原から地上に追放された。
地上で大山津見神と出会った須佐之男命はヤマタノオロチ(八俣大蛇)退治を頼まれ、クシナダヒメ(櫛名田比売・奇稲田姫)を霊力で櫛に変え髪に挿してオロチ退治に出かけた(古事記)。

03/06 明治の言葉 『三四郎』より(その60) (4508回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その60)

・捕(つら)まえる
・腸加答児(ちょうカタル)  ⇒ 軽い腸炎
・引き易(かえ)に
・心元(もと)なく   ⇒ 心許なく
・八釜(やかま)しくは  ⇒ 喧しい
・技倆(ぎりょう)   ⇒ 技量
・故実(こじつ)ずくめ
・招待券(しょうだいけん)

漱石の当て字提案もあまり成功していないようだ。

03/05 腕時計の電池交換で復活!! (4507回)

◆ 腕時計の電池交換で復活!!

スパイカメラ付きの腕時計が動かなくなった。
ダメ元だと思って、分解したら「スパイカメラ部分」と「時計部分」とは独立する構造だと分かった。スパイカメラ部の大型電池は、USB接続で充電可能なのだが、時計部分のボタン電池は交換するしかない。
電池377型1.5V をネットで調べたら、45\ 送料160\ と分かったので注文して取り寄せた。

もう一度慎重に時計を分解して、電池を取り替えたら見事復活した。(動画参照)慌てて新品を買ったのは、間違いだったか???

03/04 明治の言葉 『三四郎』より(その59) (4506回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その59)

・例(いつも)の如く
・跼(しゃ)がんで   ⇒ 跪(ひざまず)く
・団扇(うちわ)を翳(かざ)して
・車が走(か)けて来た  ⇒ 人力車のこと
・眼に這入(はい)った
・蹴込(けこ)み  ⇒ 人力車の乗る場所
・髭(ひげ)を奇麗に剃(す)っている

漱石の時代は車と言えば人力車の事だった。

03/03 明治の言葉 『三四郎』より(その58) (4505回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その58)

・尤(もっと)も美しい刹那(せつな)
・捕虜(とりこ)
・永い慰謝(いしゃ)
・色光沢(いろつや)
・果敢(はか)なむ
・羽織の桁(ゆき)
・緩(ゆっくり)なさい
・暈(かさ)が被(かむ)っている
活人画  ⇒歴史の有名な場面や名画などを模擬的に表した劇場的余興で、人間が背景の前に立ち、絵画のように見せたもの。  西洋では近世の舞踏会で流行したが、日本では明治から大正にかけて女学校の演目として普及。明治36年教育者の下田歌子が始めたとされる。

活人画というのは見たことがない。菊人形やジオラマなどに発展していったのだろうか?

03/02 明治の言葉 『三四郎』より(その57) (4504回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その57)

・六(む)ずかしい
・心が外へ見世(みせ)を出している所
・二歩(ふたあし)
・廃(よ)しましょう
・美的淘汰(とうた)
・寡(すく)ない
・見共(みとも)なくって
・天(てん)でありゃしない


「西洋には眼の大きいやつばかりいるから、大きい眼のうちで、美的淘汰が行われる。 日本人の眼は鯨の系統ばかりだから、どうしたって材料の寡(すく)ない大きい眼に対する審美眼が発達しようがない。
そこで選択の自由の利く細い眼のうちで、理想が出来てしまったのが、歌麿になったり、祐信になったりして珍重がられている。」

西洋人と日本人の眼の大きさを論じているのが面白い。この調子で鼻や口、耳を論じたらどうなるだろうか?

03/01 明治の言葉 『三四郎』より(その56) (4503回)

◆ 明治の言葉 『三四郎』より(その56)

・放擲(なげやり)
・廂髪(ひさしがみ)   ⇒ 女性の髪型の一つ、庇髪
・故(もと)の通り

ひさし‐がみ【×庇髪】
束髪の一。入れ毛を使って前髪と鬢(びん)とをふくらませ、庇のように前方へ突き出して結う髪形。
明治30年代ごろ、女優川上貞奴(かわかみさだやっこ)が始めてから、大正の初めにかけて流行。
また、女学生が多く用いたことから、女学生の異称ともなった。

髪型の流行というのは不思議な現象・風習だ。(江戸時代の)男のちょん髷や女性の髪型は、身分や未婚・既婚を見分けるのに役立ったという。

      



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