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野の神を呼び起こしつつ野火放つ 春 恒例の野焼きが始まった。「野の神を呼び起こし」の措辞が素晴らしい。 Haruyo Yoshida 北野 和良 さんおはようございます。 特選を頂きまして、今後の励みとなる句評も頂きとても嬉しいです。 拙い句も自信の持てる句となります。ありがとうございます （並選） みみず出で自死かとおもふ鋪道かな 栄太郎 コンクリートの舗道で死んでいるみみず、よく見かけます。 みみずは不本意なのでしょうが。 桑本 栄太郎 大工原さん、北野さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日の雨上がりの朝、何処からか蚯蚓が鋪道に這い出し死にそうにのたうち回って 居りました。わざわざ出て来なくても良いのにと、思うばかりでした。 ドライブの開け放つ窓夏近し 一路 夏日ともなると車の窓を開けて風を通したくなる。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞大変嬉しいです 角打ちへ舁夫のままの渡御おわり 玉有良 渡御がおわり舁夫のままの姿で角打ちへ、お疲れさんまあ一杯！ 小出有紀 北野さん、ありがとうございます (4/29） 電蓄のレコード聴きぬ昭和の日 栄太郎 「電蓄」まさに懐かしい昭和の響きです。 桑本 栄太郎 北野さん、杉山さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日の２９日は旧天皇誕生日であり、現在は「昭和の日」と制定されました。 昭和と云えば、少し裕福な家庭では「電気蓄音機・・電蓄」があり、 懐かしい 昭和の時代でしたね！！。 （並選） 小手毬の花に井戸端会議かな 滿 小手毬の花の傍で奥様方の井戸端会議、それとも花が井戸端会議を？ 杉山 満 北野 和良 さん 並選に選んで頂き有難う御座います。 先日御不幸の家に伺った時花の周りに奥様方が花の話を… 炎(ほ)の色の残る埴輪や草芳し ちはる 埴輪の色に古代に焼かれた炎の色を見た。 とばやま ちはる 北野 和良 様 ありがとうございました?? まさにおっしゃるとおりです 膨らます白き胸元都鳥 美音 都鳥の白い胸元、艶っぽい女性の姿に見える。 向瀬美音 北野 和良 ありがとうございます (4/28） 陽の道の伸ぶる宍道湖残る鴨 一路 夕陽に染まる宍道湖の水面に鴨の群れ、行きそびれた残り鴨だろうか？ 辻井市郎 北野 和良 さん 特選、ありがとうございます?? 素晴らしいご鑑賞、大変嬉しいです?? （並選） 鶯の訛りありたるホーケチョビー 栄太郎 まるで田舎訛りのような鶯の鳴き声だ。 桑本 栄太郎 北野さん、辻井さん・・・大変有難う御座います！！。 鶯にも方言がありそうですね？へちゃむくれの鳴き方です。 時折口笛を吹き、誘って居ります。 緋牡丹や老画家の筆勇み立つ 直 緋牡丹を写生する老画家、渾身を籠めて絵筆を運んでいる。 大津留 直 北野 和良 さん、ありがとうございます。 素晴らしいご鑑賞をいただき、嬉しい限りです。富岡鉄斎を思い浮かべました。 ポンポンと木香薔薇の弾けたる 蓮子 垣根の木香薔薇、沢山の花が弾けるように咲いている。 山本 ユミ 北野 和良 さま 選句頂きありがとうございます?? 母の庭にポンポン咲きました???? (4/27） 田水張る千枚の田に千の空 満徳 千枚田に田水を張る様子が目に浮かびます。 永田 満徳 選んで頂きありがとうございます。 阿蘇の千枚田を詠みました。 （並選） 抱へ込み二つ三つと蓬餅 滿 上手にできた蓬餅、二つ三つと手が出てしまう。 杉山 満 北野 和良 さん並選に選んで頂き有り難う御座います。 ご鑑賞嬉しく存じます。 千枚の古鏡のやう田水引く 美音 千枚田の田植え準備、古鏡の比喩が素晴らしい。 美味しさうな若葉なりきや朝日透く 栄太郎 朝日に透ける若葉、まるで若菜のように美味しそうに見える。 桑本 栄太郎 北野さん、大工原さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日の朝は最早新緑とも云える若葉が朝日に映えてとても美味しそうに見えました。 (4/26） しじみ丼旨しと伯耆富士ながむ 春 宍道湖への旅、伯耆富士を眺めながら名物のしじみ丼に舌鼓。 Haruyo Yoshida 北野 和良 さんおはようございます?? 特選をありがとうございます?? ご鑑賞のコメントも添えて頂けて嬉しいです （並選） さまざまな匂ひ立ちをり春の雨 栄太郎 春の雨の日、若葉の匂いに春を満喫。 桑本 栄太郎 大津留公彦さん、北野さん、・大変有難う御座います！！。 昨日雨の中、傘を差しながら外出先より帰宅の途中の光景です。 道の辺の雑草、木々の若葉など何もかも匂いたつようでした。 のどけしやお堀巡りの船頭唄 一路 松江城のお堀巡りの船、船頭さんの渋い唄声が冴える。 辻井市郎 北野 和良さんありがとうございます?? 唄好きの愉快な船頭さんで、とても楽しいお堀巡りしました。 また、出雲訛りのアナウンスが何となく長閑な感じでした 海風に身を潜らせて鯉幟 直 中七の措辞がユニークです。 大津留 直 北野 和良 さん、ありがとうございます。 嬉しい限りです。 (4/25） タクト振るたびに新緑沸き上がる 仁士 森の神様が指揮者となってタクトを振るたびに新緑の芽が伸びて逝く。 藤本仁士 北野 和良 さん、特選にご選句ありがとうございます。 （並選） 姫女苑の風に酔ひしかうすき紅 栄太郎 姫女苑の薄紅色は風に酔ったのだろうか？ 桑本 栄太郎 北野さん、辻井さん、・・・大変有難う御座います！！。 姫女苑の花葉は雑草ですが、よく見れば脇に小花もあり可愛い花ですね？ うっすら紅差す姿は風に揺さぶられ、酔ってしまったかのようです。 声明に瓔珞となる藤の花 玉有良 お寺の声明に藤の花が珠玉を連ねた首飾りになってゆく。 小出有紀 北野さん、ありがとうございます 押し寄せる蛙の声や夜もすがら 滿 夜になると蛙の群が合唱を始める。 杉山 満 北野 和良 さん 並選に選んで頂き有り難う御座います。 田に水が引かれて、大合唱で一晩中凄いです。ザ、田舎です?? (4/24) のどけしや太公望の空の魚籠(びく) ちはる 名人太公望も今日は釣果なしとは愉快。 とばやま ちはる 北野 和良 様 ありがとうございました?? （並選） 畦道にランドセルあり蛙の子 泰與 放課後の子供たち、ランドセルを畦道に残して蛙の観察に夢中。 小口 泰與 北野 和良様 有難う御座います。 大変うれしいです。ご鑑賞有難う御座います。 つる薔薇の垣根に白くつたひけり 栄太郎 つる薔薇が垣根に元気につるを伸ばし白い花を咲かせている。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難うございます！！。 そのお宅は今年も巧みに、垣根のフェンスに蔓を這わせ、 白い薔薇がとても見事です。 観潮船呑まれたる潮エメラルド 美音 知床沖で観光船が波にのまれ行方不明に、客の安否が心配だ。 向瀬美音 北野 和良 ありがとうございます！ (4/23） 通学に慣れただらうか躑躅燃ゆ 栄太郎 新一年生もようやく通学に慣れてきたころかと気遣う作者。 桑本 栄太郎 北野さん、Haruyo Yoshidaさん・・・大変有難うございます！！。 遠くに離れて暮らして居ります、次男の二人目の孫が今年「ぴかぴか」の一年生になりました。 コロナ禍の為中々会えず、桜の花も終わり躑躅の花の咲く時季となり、 どうしているのだろうか？と案ずるばかりです。 （並選） 自販機もキャッシュレス化や夏兆す 慢鱚 カードが使える自販機、便利ですね。 大工原 一彦 北野 和良 さん。ご選句ありがとうございます。 これから冷たい飲み物を買う機会が多くなりますね。 木の芽立つ長き参道大山寺 一路 鳥取県の古刹大山寺、若葉の参道が清々しい。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? 今日明日は同級生と大山、松江、出雲大社の旅行です ネモフィラに小躍りしたる春帽子 滿 国立ひたち海浜公園のネモフィラ、いま見頃ですね。 杉山 満 北野 和良 さん並選に選んで頂き有難う御座います。 茨城県のネットニュースに宣伝してました。 青一面の丘は見事ですね? （4/22） 風も木も水の音にも春の色 祐 眼に耳に触れるものすべてに春の色、いい季節です。 牧内 登志雄 北野さん、特選ありがとうございます。 春の色、気持ちも軽くなりますね。 （並選） 山吹やごつとん水車の回はりをり 栄太郎 ゆっくり回る水車小屋の傍に山吹の花、ゆったりとした農村風景。 桑本 栄太郎 北野さん、小口さん・・・大変有難う御座います！！。 山吹の花が咲き出しましたね？早くも初夏のような日差しに、緑あふれる中山吹は 何処にでも黄色の花を咲かせ、穏やかで長閑な景色となりますね！！。 掌にのせて見せたり春の月 秋子 遠景と掌を組み合わせるカメラの悪戯。月だって掌に乗る。 Akiko Eguchi 和良さん、ありがとうございます?? 乗りますよねー（笑） 嬉しかったです。 出来映えのまあまあなりし代田かな 滿 頑張って代田掻きが終わった。出来栄えはまずまずと謙遜の作者。 杉山 満 北野 和良 さん並選に選んで頂き有難う御座います。 例年を基準の感想でした。 (4/21） 新緑の森に屋根浮く古刹かな 仁士 眩しいばかりの新緑の森と古色蒼然の古刹との対比が鮮やか。 藤本仁士 北野 和良 さん、特選にご選句ありがとうございます。 鑑賞もありがとうございます。 （並選） 小糠雨桜蘂降る並木道 一路 桜の並木道に小糠雨が降り桜蘂を散らせている、花も終わりだ。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞大変嬉しいです?? 満開の辛夷青空抱きにけり 美音 満開の白い辛夷の花と青空との対比、下五が素晴らしい。 向瀬美音 北野 和良 ありがとうございます！ 晴れゐても明日は雨とや蛙鳴く 栄太郎 俗にいう蛙が泣けば雨が降ると。 (4/20） 塗り替へてゆく空のあり夏近し ちはる 夏に向かい空の色が変わっていく様を、塗り替えてと措辞たところが良い。 （並選） 影を追ふ土手のジョギング風光る 一路 背中に太陽を背負うと影は前に、その影を追うようにジョギングをする。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? 素晴らしいご鑑賞、大変嬉しいです? 風光るテニスコートや弾む音 栄太郎 中七「テニスコートに」で並選に頂きます。 桑本 栄太郎 辻村先生、北野さん、・・大変有難う御座います！！。 日毎に木の芽も大きく伸び、木陰より見るテニスコートの景色は とても爽やかなものがありますね！！。。 亀鳴くか孫が池から動かづや 淳 お孫さんは池の亀に見入っている、 その様子を亀鳴くの季語に上手に掛けた。 京谷淳 北野 和良 さんありがとうございます。 かわいい盛りです。 (4/19） 爪染めつ蕗剥く妻の吐息かな 祐 爪の染まるのも気にせず蕗の皮を丁寧に剥く妻、ご苦労さん。 牧内 登志雄 北野さん、特選ありがとうございます。 手間はかかりますが、丁寧に作ると美味しくなりますね。 洋風モノはイマイチですが、田舎風の手料理はなかなかの味です。 （並選） 帽子持て土筆折りとる嫗かな 滿 摘み取った土筆を帽子に貯めているお婆さん、今夜は土筆料理ですね。 杉山 満 北野 和良 さん 並選に選んで頂き有難う御座います。 ご鑑賞とても嬉しく存じます。田舎の婆さんです。 花みずき白と紅とやエントランス 栄太郎 紅白二本の花水木が門番のように立っている。 桑本 栄太郎 北野さん、杉山さん・・・大変有難う御座います！！。 我が住まいは公団の団地ながら、一階玄関のエントランスには 今の時季紅白の花みずきが涼やか咲いて居ります。 つくしんぼ書道部員のパフォーマンス 正則 書道部員が大きな筆を抱えるようにして大書する豪快なパフォーマンス。 野島 正則 北野 和良 さん、選、鑑賞をいただきありがとうございます。 励みになります。 (4/18） 火の山に今日も噴煙躑躅燃ゆ 千秋 「花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島」 本歌取りを見事に纏められましたね。 中野千秋 北野 和良 さん、選をありがとうございます?? 素敵に鑑賞していただきありがとうございます （並選） 日当たりにあまりに白し花水木 滿 花水木が咲き始めその白さに感動した。 杉山 満 北野 和良 さん並選に選んで頂き有難う御座います。 一昨日の帰り道の農家の生垣に二本の花水木があまりに白く驚きでした。 白き腹見せて反転夕つばめ 栄太郎 燕の空中反転の観察。 桑本 栄太郎 北野さん、杉山さん・・・大変有難う御座います！！。 燕の飛ぶ光景を目にする事が多くなりましたね？昨日の夕方、 見かけました燕の反転の反転の腹が白い事が印象的でした。 湯がき菜に蕾の苦み春惜む ちはる 春の菜をさっと湯がいて食べた。蕾の苦みが何とも心地よい。 とばやま ちはる 北野 和良 様 ありがとうございます (4/17） さつき泣きもうご機嫌に春の虹 千秋 「いま泣いた子供がもう笑う」、通り雨が止むと空に現れる虹、 季語がぴったりだ 中野千秋 北野 和良 さん、特選をありがとうございます （並選） 菜園の賑はひをりぬ豆の花 栄太郎 菜園では豆の花が元気に咲き賑わい始めた。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日の後曜日は穏やかな春日であり、家庭菜園は何処も賑わって居ました。 汝(な)がためと静かに躑躅萌えはじむ 春 つつじの花が美しい、まるで私のために咲いてくれたように。 Haruyo Yoshida 北野 和良 さんこんにちは。 並選をありがとうございます。 また、素敵なご鑑賞も嬉しいです 櫓に崩れ流れに乱れ花筏 一路 船の櫓に乱され流れに身を任すような花筏。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞励みに致します （4/16） 手話の子の元気いっぱい叩く胸 正則 NHKドラマ「しずかちゃんとパパ」は手話の普及にとても良いですね。 野島 正則 北野 和良 さん、特選をいただきありがとうございます。 無季にあとから気づきました。 （並選） 従姉妹来て春の筍あまるほど 滿 春筍を届けてくれる従姉妹さん、嬉しいお付き合い。 杉山 満 北野 和良 さん 並選に選んで頂き有り難う御座います。 今日初物が袋いっぱい届きました。 早速今夜のお菜に…?? 青空に赤き蘂透き花は葉に 栄太郎 盛りの花は蕊も赤く染まり若葉も伸び始める。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 桜の花は散り終わりましたが、赤い蘂はまだ枝に残っているものが多いいようですね！！。 糸桜潜り拝する大師像 一路 糸桜の大木に護られた大師像、ご利益を祈ろう。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞励みに致します? fbにもアップしましたけど、 豊岡市出石町の経王寺の枝垂桜の景を詠ませて頂きました?? （4/15） 花筏わけて進むや船頭歌 玉有良 花筏を分けて進む花見舟、船頭さんの唄声も趣を添えてくれる。 （並選） 綿菓子のふはつと膨れ花月夜 泰與 夜桜見物、子供にせがまれた綿菓子はふはつとして大喜び。 小口泰與 北野 和良様 有難う御座います。 大変嬉しいです。素敵なご鑑賞有難う御座います。 通学の歩みに慣れて八重桜 滿 通学にも慣れてきた一年生、道端の八重桜が見守っている。 杉山 満 北野 和良 さん並選に選んで頂き有難う御座います。 ご鑑賞嬉しく思います。 丁度一年生慣れて八重桜も今が満開です。 風船の中の日差しを膨らます ちはる 紙風船をふくらます、陽射しも一緒にが面白い視点。 とばやま ちはる 北野 和良 様 ありがとうございました?? うつろなる阪神ファンや鐘霞む 慢鱚 、阪神の連敗、ファンとしては歯がゆいですね、予選に頂きます。 大工原 一彦 北野 和良 さん。予選にありがとうございます。 今日、巨人の菅野が止めてしまいました。 (4/14） 明日の雨報せる風や遠蛙 ちはる 蛙の鳴き声が風に乗り、明日は雨だと告げている。 とばやま ちはる 北野 和良 様 ありがとうございました?? 遅くなり申し訳ありません （並選） 花どきと云へば雨なる通り抜け 栄太郎 待ちに待った大阪造幣局の桜並木の通り抜け。さあ出かけよう。 桑本 栄太郎 北野さん、杉山さん・・・大変有難う御座います！！。 コロナ禍３年目の大阪造幣局の「桜の通り抜け」は今年は実施されるようです。 何時もこの時季になれば、必ずのように雨が降って居ります。 やうやうに炎となりし躑躅山 祐 つつじ山の花が咲き揃いまるで炎のようだ。 牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。励みに致します。 さみどりの深まる山野木の芽雨 一路 山の若葉が始まり木の芽雨がそれを手伝っているようだ。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? 励みに致します? （4/13） バナジウムの水は天国春の汗 滿 バナジウム天然水は富士山の伏流水などから作られるそうだ。 作業で汗をかいた後の一飲みは得難い楽しみだ。 杉山 満 北野 和良 さん 特選に選んで頂き大変有難う御座います。 農作業の後は、天然水が旨いです。 （並選） 風揺するうすきみどりや花水木 栄太郎 花水木の若葉が出始めた。やがて蕾も膨らむだろう。 人力車春風乗せて浅草寺 春 浅草名物の人力車、風乗せての措辞が粋ですね。 Haruyo Yoshida 北野 和良 さんこんばんは 並選を頂きましてありがとうございます。 浅草を散策して感じたままを詠みました。 嬉しいです?? 鎖場の続く霊山木の芽風 一路 山の鎖場、氷ノ山だろうか。 辻井市郎 北野 和良 さんありがとうございます?? 鳥取県の三徳山三仏寺の景です。国宝の投入堂が有名です。 (4/12） 荒れ果てし鄙の棚田や山笑ふ 一路 鄙の棚田は耕す人もなく荒れ果てたが、背後の山は緑の木々が美しい。 辻井市郎 北野 和良 さん 特選、ありがとうございます?? 素晴らしいご鑑賞大変嬉しいです?? 当地では少し山奥に入ると、廃屋、捨て田が目立ちます。 でも、周りの山々は変わらず芽吹きの季節を迎えています （並選） 三葉芹光溜めたる雨雫 ちはる 三葉芹の葉の雨雫が光っている。 金色の花粉まみれや蜂の尻 美音 蜂の尻は花粉にまみれ金色に光っている。受粉ご苦労さん。 向瀬美音 北野 和良 ありがとうございます！ 一夜にて土筆の畦となりにけり 友和 畔の土筆が一夜で伸び始めた。 田中 友和 北野 和良 さん ご選句ありがとうございます。 ご鑑賞していただきとても嬉しいです。 (4/11） トラクターの音に負けじと揚雲雀 滿 二羽の揚雲雀が声高に鳴いている、トラクターの音にも負けぬ程。 きっと恋のさ中なのだろう・ 杉山 満 北野 和良 さん特選に選んで頂き有り難う御座います。 今日の実景でした。三回目の耕運作業で真上にエンジンに負けじと 甲高い鳴き声を降らせてました。 (並選） 芥子菜や嘗て庄屋の屋敷跡 栄太郎 その昔庄屋の屋敷跡に芥子菜が咲き誇って往時を偲ぶようだ。 桑本 栄太郎 北野さん、杉山さん・・・大変有難う御座います！！。 近在の山すその村に、嘗て庄屋さんの屋敷跡であったと云う荒地があります。 今では天然の芥子菜が咲き、哀れを誘って居ります。 「罪と罰」を知つてる国やチューリップ 仁士 露国の名著「罪と罰」、いま平和の象徴のようなチューリップは 咲いているだろうか？ 藤本仁士 北野 和良 さん、並選にご選句ありがとうございます。 春の湖一糸乱れぬパドリング 友和 エイトのボート、選手たちの一糸乱れぬパドリングが鮮やかだ。 田中 友和 北野 和良 さん ご選句ありがとうございます?? ご鑑賞していただきとても嬉しいです。 (4/10） 花の季語溢るる花壇うららけし 美音 公園の花壇に植えられたたくさんの種類の花たち。 これも季語、あの花も季語、句はいくつでも作れそう。 向瀬美音 北野 和良 牧内さん、ありがとうございます （並選） 一斉に華やぐ鄙や山桜 一路 ここは田舎だけれど、山桜が満開となりじつに見事な風景に。 辻井市郎 北野 和良 さんありがとうございます?? ご鑑賞大変嬉しいです?? まだ新芽の出ない山ですが、 山桜が一斉にに咲き寂しかった山里も華やかになりました?? ベランダの満艦飾や花は葉に 栄太郎 ベランダのプランターの家庭菜園、野菜たちが元気に育っていて やがて花が咲き実も成るだろう。 初産や里の夕餉の蜆汁 昼顔 初産のために里帰りをしたら母親が滋養を付けようとシジミ汁を作ってくれた。 岩永靜代 和さん。選をありがとうございます??! はい！里帰り出産で、産後、母乳を出すために、蜆がいいと、 母が毎日蜆汁を作ってくれました。 （4/09） 花筏銀河のやうな渦を巻き 慢鱚 花筏の花びらがアンドロメダ星雲のように渦を巻いている。 地上から宇宙への転換が面白い。 大工原 一彦 北野 和良 さん。特選にありがとうございます。 北野さんにお褒め頂きとても励みになります （並選） 早送りの映画のやうに花吹雪 栄太郎 激しい風に舞い落ちる花吹雪、まるで映画の早送りのようだ。 春満月化粧地蔵の眉長し 仁士 化粧地蔵を見たことはないが、長い眉毛は想像できた。 藤本仁士 北野 和良 さん、並選にご選句ありがとうございます。 花筏またひとむらの行き過ぎぬ 浩正 花筏の塊が次々と追いかけるように流れていく。 藤倉浩正 北野 和良 さん 選を頂きありがとうございます。 ぼーっと見送っておりました。 手のなかに隠るるほどや甘茶仏 直 花まつりの甘茶仏、小さく可愛らしい。予選に頂きます。 大津留 直 北野 和良 さん、ありがとうございます。 (4/08） 引き潮に思ひ殘して櫻貝 祐 櫻貝は波に恋をしたのだろうか、引き潮の別れが辛くて泣いている。 牧内 登志雄 北野さん、特選ありがとうございます。 （並選） 山葵漬鼻腔を抜くる沢の風 一路 山葵漬を食べるとツンと鼻に抜ける沢の風を感じた。 辻井市郎 北野 和良 さんありがとうございます?? まさにご鑑賞のままです?? 果たして沢の風がどうかですね さみどりの朝日透きをり新芽吹く 栄太郎 朝陽を浴びた新芽が早緑に輝いている。柳の芽だろうか。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 朝起きて三階に自宅より眼下を眺めれば、目の醒めるような新芽のみどりです。 花散りて瀬は爛漫の花うぐひ 仁 花が散り水面を埋め、水面下には婚姻色のうぐいの群が泳いでいる。 花びらから色を貰ったように。 西川 仁 北野 和良 様 ありがとうございます。 せせらぎが盛り上がるほどのウグイの遡上は、見応えがあります。 (4/07） 啼声に図鑑開ける春日かな 滿 珍しい鳴き声に図鑑を開き調べている作者、何の鳥か判ったんだろうか？ 杉山 満 北野 和良 さん 特選に選んで頂き恐縮です。 先日良く分からない声の鳥に図鑑で啼き声から鳥名を調べたところ オオルリでした。 ご鑑賞大変有り難う御座います。 （並選） 竹藪の葉音を途切る初音かな 一路 竹藪から初音、葉音との協奏、中七の措辞が良い。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? 素晴らしいご鑑賞大変嬉しいです?? 花筏壊すは大き鯉のひれ 公彦 花筏が恋の鰭でかき乱された、細やかな観察。 大津留 公彦 北野 和良 さん ありがたいご鑑賞ありがとうございました。 ある時は風が棹差す花筏 仁士 花筏が風に揺れている、風が掉さすが面白い。 藤本仁士 北野 和良 さん、並選にご選句ありがとうございます。 ひまわりの種を蒔きをり青き空 栄太郎 ヒマワリの種を蒔く時期が来た。予選に頂きます。 (4/06） 記念樹の枝垂れざくらや花の門 栄太郎 校門の脇に植えられた卒業記念の枝垂れ桜がいま見事に咲いている。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・特選にお選び頂き、大変有難う御座います！！。 直ぐ近くに息子二人が通った京都府立洛西高校があります。 その校門前を散歩ウオーキングの時によく通りますが、 卒業記念に植えられた枝垂れ桜が満開です。 （並選） 一服のお茶は常温春暑し 滿 野良仕事の合間のお茶は常温で。ワインにも室温で飲む習慣がある。 杉山 満 北野 和良 さん 並選に選んで頂き有り難う御座います。 今日は特にそんな日でした。作業の後は常温です。 壷坂の大仏包む花の雲 一路 壷阪寺の桜は今見頃、咲き誇っている。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? 素晴らしいご鑑賞大変面白いです 小糠雨紅に染みたる薔薇若葉 遅歩 赤らみ始めた薔薇若葉が子糠雨に濡れてとても風情がある。 神宮司 公三 北野 和良 さん、ありがとうございます。 （4/05） 田水には読点ばかり玉杓子 仁 オタマジャクシを読点と見た発見。 西川 仁 北野 和良 様 ご推挙いただき、光栄に存じます。 もうすぐ音符連なる光景を見られると思うと、年を重ねてもワクワクします。 （並選） 初々しきだらりの帯や夕桜 一路 だらりの帯の舞妓さん、桜の下で初々しく。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞励み致します? 風に舞い集ふよどみや花の屑 栄太郎 桜の花びらも散り始めると屑のようになり哀れを催す。 桑本 栄太郎 大津留直さん・・・大変有難う御座います！！。 桜の花も散り初めましたね？川面に次々に降るように散り、 よどみにたまって居ります。 ケバブ売る花見河原の異邦人 祐 異国に住み故国の料理で商売をする人たち。 牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。ここ数年は イベントがあるとケバブの屋台がありますね。けっこう美味しいのでついついと。 (4/04） 頬丸き稚児のひと吹き風車 美音 風車を回そうと懸命に吹く稚児、可愛いですね。 （並選） あの辺り金蔵寺とや花の雲 栄太郎 奈良時代に創建の天台宗の山寺・金蔵寺を遠望し感慨にふける。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 住まいの西方に京西山の嶺があり、中腹に由緒ある金蔵寺があります。 今の時季は周囲に花の雲が至る所に観られ、とても良い眺めです。 園児らの瞳の奥のチューリップ 春 チューリップ園の景色、園児の瞳にチューリップが映っている。 Haruyo Yoshida 北野 和良 さん 並選をありがとうございます。 途切れ途切れ瀬音に混じる初音かな 一路 山の散歩、瀬音に交じり初音が聞こえてくる。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞大変嬉しいです (4/03） 軽鴨の退屈凌ぎ花筏 滿 花筏の浮かぶ水面でカルガモが泳いでいる、まるで退屈しのぎのように見える。 杉山 満 北野 和良 さん 特選に選んで頂き感謝です。 ご鑑賞全く句意の通りです。そんな風に感じて詠みました。 （並選） うす紅の乗りて仕舞ひや花あはれ 栄太郎 花びらに薄紅色が濃くなると花も終わりの時期、あとは散るだけ、哀れなものだ 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 桜の花の蘂に紅色が載ってくれば、そろそろ散り時となりますね！！。 釣竿を振る吾の顔へ虻の声 泰與 各地で川釣りが解禁されましたね。早速竿を振るが虻がうるさい。 小口泰與 北野 和良様 有難う御座います。大変嬉しいです。 素晴らしいご鑑賞有難う御座います。 里山に白き簪こぶし咲く 一路 里山に辛夷が咲き始めた、まるで簪のように。 辻井市郎 北野 和良 さん ありがとうございます?? ご鑑賞励みに致します? まだ芽吹き前の里山、白いこぶしの花がぼつぼつと咲いていました。 種袋ふると未来の音のして 仁士 種袋に希望に満ちた未来の音。予選に頂きます。 藤本仁士 北野 和良 さん、予選にご選句ありがとうございます。 (4/02） 北国の風の硬さや初桜 一路 春の遅い北国にもようやく初桜が咲いた。 風の硬さに厳しい寒さが思われる。 辻井市郎 北野 和良 さん 特選、ありがとうございます?? また、素晴らしいご鑑賞、大変嬉しいです （並選） さくら咲く二年使はぬ集会所 滿 コロナ禍でこの２年集会場は使われなかったが、桜はいつも通り咲いてくれた。 杉山 満 北野 和良 さん 並選に選んで頂き有難う御座います。 ご鑑賞の通りです。 二年間未使用になりました。でも桜はいつも通り咲き誇ってます。 白連の朽ちて散り敷き仕舞ひけり 栄太郎 咲き誇った白蓮も咲き終わり、花びらが地面に散り敷いている。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 真っ白で純真無垢の白木蓮もついに終わりとなり、傷ついたように朽ちて 散り敷いていました。花期が短く、命短き乙女のような花ですね！！。 胴吹きの桜や吾子の目の高さ 浩正 桜の大木の幹、ちょうど子供の目の高さに胴吹きの花をつけた。 藤倉浩正 北野 和良 さん 選んで頂きありがとうございます。 まさにまさにです！ （4/01） 風な吹きそ未だ満たざる花なれば 栄太郎 満開はまだ先のこと、風よいましばらく花を散らさないで欲しい。 桑本 栄太郎 北野 和良 さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日の当地京都は春疾風が吹き、桜は未だ満開となって居らず祈るような心情でした。 （並選） 万愚節郵便局長は孫に 滿 お孫さんが郵便局長の振りをしてポストの郵便物を皆さんへ配る真似。 杉山 満 北野 和良 さん並選に選んで頂き有難う御座います。 ご鑑賞嬉しく存じます。 潔く散りたしと咲く老い櫻 祐 老い櫻が精一杯に花を咲かせ、潔く散ろうとしている。 牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。 立ち漕ぎの子ら一列に春疾風 友和 下校時の生徒たちが自転車を断ち漕ぎし一列に。青春の一コマ。 田中 友和 北野 和良 さん ご選句ありがとうございます?? ご鑑賞していただきとても嬉しいです。 |