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(10/31) 龍淵に潜み首里城燃えにけり 玉有良 首里城正殿の消失、残念な出来事です。 小出有紀 北野さん、大津留さん、ありがとうございます。 起きたらビックリして口が開きっぱなしになりました。残念ですね （並選） 鈴蟲の鳴き初むまでの逢瀬かな 祐 鈴虫が鳴き始めるまでの短い逢瀬。まだ別れたくない・・・ 牧内 登志雄 北野 さん、並選ありがとうございます。 少年はいつも無垢なり花梨の実 栄太郎 声変わりする前の少年は花梨の実のように無垢ですね。 桑本 栄太郎 小出さん、北野さん、河野さん、むつみさん、 鎌田さん・・・大変有難う御座います！！。花梨の実は堅くて 食べられませんが、熟れてくれば得も言われぬ良い香りです。 今は青くて堅くても将来有望な少年のイメージです。 忘却の闇まだ深し台風禍 夢積 度重なる台風禍。一日も早い復旧を祈りたい。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 (10/30) 一心の般若心経筆さやか たけし 般若心経の写経、心が洗われます。 小林 たけし 北野 和良 さん ありがとうございます。 写経のあとは莢かをいただきます （並選） 笑栗や里山の空深深と 泰與 青空を背に豊かな栗が見えます。 小口 泰與 北野 和良様 有難う御座います。大変嬉しいです。 熱海より富士を探せり紅葉忌 栄太郎 尾崎紅葉の忌。彼はよく熱海へ旅行した。 桑本 栄太郎 北野 和良さん・・・大変有難う御座います！！。 熱海と言えば昔より「寛一お宮」の尾崎紅葉の物語ですね！！。 農もせず新米戴く感謝の夕 夢積 新米を頂き感謝。（野⇒農の間違いですね。） Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます、農の間違いです。 (10/29) 語りあふやうに間のあり虫の闇 栄太郎 激しく鳴くかと思うとしばし静寂、まるで語り合っているようだ。 桑本 栄太郎 大津留さん、大工原さん、岩永さん、野島さん、北野さん、 佐伯さん・・・大変有難う御座います！！。 晩秋ともなれば虫の闇も賑わいではなく、 間を置きながら語り合っているような鳴き声ですね！！。 益々淋しさと哀愁が籠る鳴き声です。 （並選） 味噌汁の一味違ふ秋朝餉 夢積 朝ぐっと冷えてきて味噌汁の味も一味違ってみえる。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 相撲草負けてたたらを踏む子かな 俊彦 相撲草で夢中になって遊んでいる子どもの姿が見えます。 浮世繪に負けぬ松茸カナダ産 祐 さぞかし立派なカナダ産、お値段も特上？ 牧内 登志雄 北野さん、お値段は格安でした。 カナダ産は初めて見ました。 (10/28) 穴まどひ悩んだ後の苦笑ひ 夢積 仲間との冬眠に出遅れた蛇、まるで自分のようだなあ・・・ Mutumi Shinogi 北野さん特選ありがとうございます、嬉しいです。 （並選） 山間の香り閉じ込めラフランス 美音 旬を迎えたラ・フランス。中七の措辞がいいですね。 向瀬美音 ありがとうございます！ 拗ねてゐるおちょぼ口とも石榴の実 栄太郎 石榴の形をおちょぼ口と見立て面白い。 桑本 栄太郎 北野さん、岩永さん、大工原さん、小口さん、小林さん ・・・大変ありがとう御座います！！。朝から10月28日分が行方不明となり、 御礼が遅くなり失礼致しました。石榴が熟れおちょぼ口のように拗ねて見えます。 ハツピーアワー三杯釣瓶落しかな 一鷹 夕刻のサービスタイム。日が暮れるまでに大急ぎで三杯はいけるか？ 柴山哲郎 北野 和良 さん、おとりいただきありがとうございます。 私は、定時ではねて、職場近くのバーで1時間で3杯は飲んじゃいます(^_^;) (10/27） 新鮮さ茹でて頂く落花生 寛昭 取り立ての落花生、新鮮さを茹でての言い回しが面白い。 古閑 寛昭 北野さん、ありがとうございます。 機会が有れば掘り立てを是非食べてみて下さい。 （並選） 円やかに里の温もり籠の栗 夢積 今年は栗も豊作だ。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 濁流にひとけ失せたり鷹渡る 無智 水害で水没した街の景色が見えます。 福井 栄一郎 北野さん、並選に選んでいただき、 あわせてコメントをいただき有難うございます。嬉しいです。 紅葉となりて地に落つプラタナス 栄太郎 プラタナス（鈴懸）の紅葉、子供の頃住んでいた 家の庭にあったのを思い出しました。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 プラタナスの紅葉の葉っぱが眼の前に、はらりと落ちました。 秋もふかまりつつありますね！！。 (10/26) 台風や回し蹴りして逸らさんか 満徳 台風15号、19号が大きな災害をもたらした。 できることなら回し蹴りで逸したいという願いは切実だ。 永田 満徳 選んで頂きありがとうございます。 異常気象でしょうか。今年の台風は異常ですね。 （並選） 屋台の声して秋燈の暖かし 夢積 屋台の声が流れてきた。ラーメン屋だろうか。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 濡れそぼつ樹々の色濃き秋しぐれ 栄太郎 時雨に濡れる樹々、ああ秋も深まってきたなあ。 長き夜は真空管に気を灯し 蝦蟇 今夜は真空管アンプでクラシックを存分に聴こう。 アナログアンプの音は温かい。 広川 雅人 北野 和良 さん、ありがとうございます。 (10/25） 廃車積み積木の如き台風禍 夢積 台風の大雨の被害を積み木の如きと見た措辞が良い。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 （並選） 芳一の琵琶の音聞こゆ十三夜 寛昭 耳なし芳一の琵琶が聞こえてきそうな怪しい十三夜。 古閑 寛昭 北野さん、ありがとうございます。 組体操鰯雲まで手を伸ばす 正則 危険や怪我が議論を呼んでいる組体操だが、 一番上の段に立つ子供は雲にも届けと手をのばす。 野島 正則 北野 和良 さん、ありがとうございます。 組み体操、最近は大がかりなのは減っているようですね。 秋雨の尾灯しきりに交差点 栄太郎 秋雨の中、交差点で信号待ちの車の微糖が点滅する。 帰宅を急いでいるのだろうか。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日夕方外出からのバスからの光景です。降りしきる雨の中、 先を行く車が交差点で尾灯を点滅していました。 晩秋jのとても哀愁を帯びた光景でした。 (10/24) 秋風にハモる少女やペダル漕ぐ 寛昭 ハミングしながら軽快にペダルを漕ぐ少女、秋風もハモっている。 古閑 寛昭 北野さん、特選に選んで頂きありがとうございます。 （並選） 木の実落つ帽子を枝に残しつつ 栄太郎 帽子を枝に残して樹の実が落ちる。細かい観察の句。 豊穣の秋を彩る赤い空 夢積 茜の空の下に豊かな田畑が広がっている。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 金木犀色なき風に香を添へて 美音 金木犀の香りが風にのって漂っている。 向瀬美音 ありがとうございます！ (10/23) 手話の手無駄無く動く菊の宴 夢積 天皇陛下即位饗宴の儀では手話通訳も活躍していた。 Mutumi Shinogi 北野さん特選ありがとうございます嬉しいです。 （並選） 秋雨を四方に従へ即位の儀 玉有良 即位礼の日、天皇の恭しいお姿は、雨も従えられたようだった。 小出有紀 北野さん、ありがとうございます！ 啄木鳥や16ビートの名ドラマー 公彦 キツツキをドラマーに見立てたところが秀逸。 大津留 公彦 北野 和良 さんありがとうございます。 最初エイトビートにしてましたが16ビートに変えました。 山畑の夕日占めたり泡立草 栄太郎 今泡立草は我が物顔に山野に広がっている。 桑本 栄太郎 北野 和良 様・・・大変有難う御座います！！。 バスの車窓より見える高台の山畑に夕日の中を背高泡立草の 黄明かりが我が物顔に咲いて居ます。 (10/22) 台風の濃き爪痕や即位の儀 玉有良 即位礼の日は奇しくも大水害の頃と重なったが、一日も速い復旧が望まれる。 小出有紀 北野さん、ありがとうございます. 即位で何句くらい詠めるか挑戦中です。パレードを延期したり、 令和になった5月はこんな状態を予期していなかったにちがいない。 （並選） 武骨の手小皿に扱く山椒の実 夢積 酒の当てに山椒の実。上五武骨の手が情景を彷彿とさせる。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 見上ぐれば入り日に競ふ柘榴かな 栄太郎 たくさんの石榴の実が夕日に照らされている。美味しそうだ。 桑本 栄太郎 北野さん、岩永さん・・・大変有難う御座います！！。 柘榴が熟れ頃になりましたね！！。散策の途中に見上げれば、真っ赤でした。 秋ともし朱唇にて割る蕎麦の箸 泰與 割り箸を割るのに口で噛むのは行儀が悪いが、平気でやる女もいる。 小口 泰與 北野 和良様有難う御座います。大変嬉しいです。 (10/21) 園丁の松語話して松手入れ 直 熟練の園丁は松と話をしながら手入れをする。 大津留 直 北野 和良 さん、誠にありがとうございます。 大変嬉しく存じます。 （並選） 老幹の内なる鼓動木守柿 夢積 木守柿を一つ残し静かに息づく老木。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 異界へと行ってみたいと秋遍路 正美 遍路とは空海の時代へ誘う旅。 ウエダ マサミ 北野 和良 有り難うございます。 双葉菜の列のかそけき入日かな 栄太郎 摘み菜が入り日に元気よく育っている。 桑本 栄太郎 ウエダさん、北野さん・・・大変有難う御座います！！。 畝の土の間から双葉菜が生え、とても愛らしく見事な菜園でした。 (10/20) 夕暮は哀しき色や蕎麦の花 夢積 夕暮れの空は闇を迎え悲しい色をしている。季語の距離感が良い。 Mutumi Shinogi 北野さん特選ありがとうございます。 （並選） はぐれ雲はぐれはぐれて秋夕焼 慢鱚 夕焼け空に浮浪雲がひとつ。ああ、まるで俺のようだ・・・ 大工原 一彦 北野 和良 さん。ありがとうございます。 そうなんですか?（笑） 秋深し炊き出しの声高らかに 双葉 水害の避難所でボランティアが元気な声で炊き出しをしている。ご苦労さん。 新名勝之 ありがとうございます。 ボランティアの方々の大きな声で被災された方も元気付けられると良いですね。 秋冷の茜はるかに生駒嶺（いこま）かな 栄太郎 生駒嶺の夕茜、鮮やかで大きな景だ。 桑本 栄太郎 北野さん、小口さん・・・大変有難う御座います！！。 先日眺めました阪急線からのなだらかな生駒嶺の夕茜は、 如何にも悠久の歴史をもつ奈良の地を想わせて呉れました。 (10/19) 鉢並びコキア色付く秋の雨 栄太郎 コキアの色づく季節。国営ひたち海浜公園の丘一面のコキアも見事です。 桑本 栄太郎 北野さん、小口さん・・・大変有難う御座います！！。 近在の商店街の広場に係りのおじさんが居て、草花を鉢植えに似て作り、 お客様を喜ばせています。コキアの鉢も沢山ありますがm少しづつ色付いて来ました。 （並選） コレステロール少し気になりとろろ汁 俊彦 健康は気になるがとろろ汁の旨さには敵わない。 鎌田 俊彦 北野 和良さん、有り難うございます。 身にしむや紅茶に一滴ブランデー 夢積 紅茶にブランディー、お洒落ですね。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 秋時雨足湯に世間話しして 千秋 足湯は観光客にも人気のようですね。 (10/18) 秋風に魚臭の混じるダムの村 夢積 大雨で緊急放流されたダムの水で下流では魚が死に魚臭が漂っている。 恐ろしい台風の雨だった。 Mutumi Shinogi 北野さん特選ありがとうございます。 （並選） 注ぐ音や塗りの箸添ふ菊膾 無智 塗り箸で菊膾を頂きながら酒をつぐ音に耳を傾けている。 福井 栄一郎 北野さん、並選に選んでいただき有難うございます。 嬉しいです。 柿剥いて日向の匂ふかたさかな 静代 柿が出始めた。日向の匂いがするようだがまだ固い。 岩永静代 和さん、ありがとうございます。 どちらかというと固いほうが好きなのですが、 もう少し置いておくことにしました（笑） 稲滓火のけむり眼下や高速道 栄太郎 稲滓火（イナシビ、脱穀した稲わらを燃やす火）の煙が 刈り取られた田んぼに漂っている。実りの風景だ。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 今回の高速道路を走っての法事帰省は、山の高い所を走る為、 眼下に見下ろす景色がとても素晴らしいものでした。 (10/17) 法事とて妻の帰省は栗拾ふ 栄太郎 法事で帰省したのに、栗拾いに夢中の妻、ああ困ったものだ。 桑本 栄太郎 北野さん、牧内さん・・・特選にお選び頂き、 嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難う御座います！！。 当方の母の法事で帰省しましたが、家内の実家も近く法事も終わり 台風も去った13日に家内は実家の里山に於いて、柴栗、椎の実を拾ったと 言って家までもって帰りました。田舎育ちであれば、 誰にでもある懐かしい想い出です。 （並選） 休肝日と決めてレモンで口治め 俊彦 週一日は休肝日と決めてレモン水で我慢する。 鎌田 俊彦 北野 和良さん、ご選句とご共感有難うございます。 漱石の髯は伊達とや秋深し 満徳 漱石の立派な髯、実は伊達に生やしていたという。 永田 満徳 ありがとうございます。 髭は威厳を保つためだったという話はどこかユーモアを感じますね。 空を読む漁師の顔秋夕焼 夢積 空を読み明日の漁を占う漁師の真剣な顔。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 (10/16) 虫の音を道連れにして通夜帰り 夢積 通夜帰りの道、虫の音が一層哀れに聞こえる。 Mutumi Shinogi 北野さん特選にお選びくださいましてありがとうございます。 （並選） 掃きながら五色愛でをり柿紅葉 栄太郎 庭に落ちた柿紅葉の葉っぱ、よく見ると一枚一枚彩りが異なっている。 桑本 栄太郎 岩永さん、北野さん、小口さん・・・大変有難う御座います！！。 先日、田舎へ法事で帰省しました。実家の庭は柿の落葉が沢山あり、 掃き掃除を行いました。柿紅葉はよく見れば一枚で五色あります。 一枚で秋そのもののようです。 星くずを散らし薫るや金木犀 祐 金木犀が香っている。星屑を散らす、まさにその通りだ。 牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。 スクラムのやうに組み合ふ藁ぼっち 紀宣 入り組んだ藁ぼっち、ラグビーのスクラムとそっくりだ。 つちたに jt 純一 北野さん、並選に選んで頂きありがとうございます。嬉しいです (10/15) ドーナツの穴も頬張る秋の空 眠兎 穴も頬張るという措辞が意表を突き愉快。 河辺 伸一 こんばんは。ありがとうございます。 （並選） 昼酒は何故にかく酔ふ菊なます 俊彦 菊なますを当てに昼酒、なぜか酔いが速い。 鎌田 俊彦 北野 和良さん、ありがとうございます。 昼酒は本当に酔いますね。 青空に鳶の高舞ふ峡の秋 栄太郎 青空に鳶、気持ちの良い大きな景。 桑本 栄太郎 福井さん、北野さん、牧内さん、Mutumiさん・・・ 大変有難う御座います！！。11日に田舎鳥取へ法事の為帰省しました。 高速道路は山の中も走り、峡の場所もあります。 鳶はゆったり舞っていて、秋の深まりをかんじました。 水澄みて川底にある空の青 夢積 増水も収まり水が澄んで来ると、水底の空の青さが目に染みるようだ。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 (10/14) アルプスを雨樋にして秋出水 慢鱚 東日本の河に多くの氾濫をもたらした１９号台風の雨。 アルプスを引き合いに出した措辞がお見事。 大工原 一彦 北野 和良 さん。特選にお取り下さりありがとうございます。 アルプス山脈に降った雨が一気に斜面を流れ落ちて来たような氾濫ですね。 （並選） ダム放水埋れし街や台風禍 夢積 大雨でダムが緊急放流、そのために氾濫が起きて難儀する人々。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 鈴虫を子守唄とす避難民 双葉 冠水で避難所へ逃れた住民。不安な気持ちを鈴虫が慰める。 新名勝之 ありがとうございます。 鈴虫の音が癒しに感じてもらえるように書いたつもりです。 身に沁むやかける言葉の見つからぬ 静代 東日本の河に多くの氾濫をもたらした１９号台風の雨。 被災された人たちにかける言葉も見つからない。 岩永静代 和さん、ありがとうございます。 毎年毎年、どこかで災害があり、被災される方が出て、 そんな映像を見るにつけ、言葉にならないです、、、 (10/13) 決壊の郷の大河や龍淵に 玉有良 台風１９号の豪雨は多くの河の氾濫を引き起こした。 まさに季語の示す龍が引き起こした災害なのか。 小出有紀 北野さん、ありがとうございます? ホント、暴れ龍のようで、いまだに信じられない光景でした。 （並選） 定食や地産地消の栗づくし 満徳 地産の栗をたっぷりと使った栗定食、美味しそうです。 永田 満徳 選んで頂きありがとうございました。 山鹿というところは栗が名産で、今は栗が旬ですね。 片付けの木の香清しや台風禍 夢積 台風も過ぎ、ガラス戸に打ち付けた保護板を外す作業に忙しい。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 颱風に川てふ川の脅威かな 静代 台風１９号の豪雨は関東、中部、東北の多くの河の氾濫を引き起こした。 こんなことは史上初めてだ。 岩永静代 和さん、ありがとうございます。 私の勤務先のスタッフのご主人のご実家が、浸水の被害にあわれました。 (10/12) 列島を袈裟懸け颱風19號 祐 伊豆・首都圏を直撃した台風１９号。中七に実感が籠もる。 牧内 登志雄 北野さん、特選ありがとうございます。 当地千葉県は直撃されなかったようですが、神奈川、埼玉は スゴいことになっていますね。皆さんのご無事を祈っています。 （並選） 雨台風激流となり五十鈴川 夢積 １９号は雨台風、五十鈴川の地名が効いている。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 朝刊に畳まれてゐる野分の香 一鷹 雨に濡れないようビニールで覆った新聞紙。 野分の香りも畳まれているとの観察が楽しい。 柴山哲郎 北野 和良 さん、おとりいただきありがとうございます。 今朝大荒れの空を見て、朝刊を販売所でビニールに入れるときに、 野分も少し、入ったかもしれないと思いました。 ナビ頼りの操り人形そぞろ寒 静代 中途半端に賢い？ナビに何度も泣かされました。 岩永静代 和さん、ありがとうございます。 そうなんです、そうなんてす。「交通情報が変わりました」 とか言って、急に違う道に連れてかれる、、 (10/11) 台風や沖より変る海の色 夢積 台風の接近で海の色が変わる生々しい描写。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます、嬉しいです。 （並選） 手招きする夜叉の貌見ゆ石榴の実 静代 石榴の実に夜叉を見る作者。 岩永静代 和さん、ありがとうございます。 夕方見たせいか、とても赤黒くて、不気味でした、、、 団栗のお金で買ひし泥団子 慢鱚 子供のままごと遊び、まだ無邪気ですね。 大工原 一彦 北野 和良 さん。ありがとうございます。 遺跡より出土の翡翠豊の秋 正則 勾玉でしょうか。 野島 正則 北野 和良 さん、選をいただきありがとうございます。 縄文の展示などを見た記憶からです。 (10/10） 無花果を二つに割りて話聴く 公彦 何か打ち明けたい話があるんだろ。この無花果を食べながら聞こうじゃないか。 大津留 公彦 北野 和良 さん 特選ありがとうございます。 あまりない事なので非常に嬉しいです。 （並選） 逢ふ為に海渡り行く渡り鳥 夢積 これから海を渡る、その先には仲間の鳥が待っている。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 天気予報意を決めてぐ青リンゴ 霜魚 台風の来る予報だ。風で落ちる前に少し青いが収穫しよう。 佐藤文彦 北野 和良さんお選びいただきありがとうございます。 まさにその通り、もったいないんですよね、どっちにしても 坂道の風に躍りぬ萩は実に 栄太郎 いつも通る坂道、道端の萩も盛りが過ぎて実になり始めているなあ。 (10/09) 故郷の子らの素朴や新松子 俊彦 無邪気な子どもたちと季語との距離感がよい。 鎌田 俊彦 北野 和良さん、特選ありがとうございます。 とても嬉しいです。 （並選） 実石榴や耳環の派手な孫娘 夢積 自己主張を始めたお孫さんへの愛情が伺える。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 よくもまあ揃いも揃いいわし雲 霜魚 空いっぱいのいわし雲、大漁の前触れだろうか？ 佐藤文彦 北野 和良さん、お選び頂きありがとうございます(*^_^*) 大漁で安くなって欲しいものですね 吹き抜ける風の田面や鵙高音 栄太郎 稲刈りの終わった田面に鵙の高音が響く。景色の広がりが良い。 桑本 栄太郎 北野さん、小口さん・・・大変有難う御座います！！。 刈田の光景は日毎に晩秋へと移って行くようです。 鵙の声が鋭くなって来ました。 (10/08) やうやうに化粧ひ初めたり竜田姫 栄太郎 作者の眺める鞍馬嶺にもそろそろ紅葉の兆しが。 桑本 栄太郎 岩永さん、北野さん、大工原さん・・・大変有難う御座います！！。 今年は9月以降もかなり残暑が厳しく、竜田姫も化粧に迷ってばかりでしたね！！。 漸く色付き初めたようです。 （並選） ひたすらに百瀬百淵鮭遡上 霜魚 ふる里の川へ戻り必死で遡上する鮭の跳ねる音が聞こえるようだ。 佐藤文彦 北野 和良さん。 お選び頂きありがとうございます(*^_^*) 朝鰯昼鯖に肥ゆ秋の雲 慢鱚 秋の雲をこのように表した句は珍しい。 大工原 一彦 北野 和良 さん。ありがとうございます。とても嬉しいです。 落人の伝承を継ぐ濁り酒 夢積 落人の里に伝わる秘伝の濁り酒、この喉越しがたまらない。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 (10/07) 余るもの削ぎ落としてや吾亦紅 静代 作句の要諦は余分な言葉を削ぎ落とすこと。季語との距離感がうまい。 岩永静代 和さん。ありがとうございます！ また、過分なお褒めの言葉、とても嬉しいです！！ （並選） 穏やかに老いて鯊釣る独りかな 夢積 老いては釣りを楽しみ悠々自適。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 食卓の家族三代豊の秋 寛昭 家族三世代が集まり食卓を囲む。羨ましい風景です。 古閑 寛昭 北野さん、ありがとうございます。 秋うらら三連装のベビーカー 栄太郎 三つ子さんのためのベビーカー、お母さんは大変ですね。 桑本 栄太郎 古閑さん、岩永さん、北野さん、石井さん・・・ 大変有難う御座います！！。外出先で見かけました三つ子ちゃんの光景です。 明るい秋の日差しに、三つ子ちゃんのベビーカーはまさに三連装で壮観そのものです。 (10/06) 秋の海夕日曳きゆく貨物船 祐 貨物船が夕陽に照らされながら航行している大きな景。 中七の夕日曳きゆくが素晴らしい。 牧内 登志雄 北野さん、特選ありがとうございます。 毎日見ていても東京湾の夕景には素敵な物語がありますね。 （並選） 秋澄むや今朝の鞍馬嶺（くらま）は濃く近く 栄太郎 今朝の鞍馬嶺は濃く近く見える。空気が澄んでいるのだな。 桑本 栄太郎 大工原さん、北野さん、中野さん、小口さん・・・ 大変有難う御座います！！。前夜の雷雨に朝はすっかり青空となり、 空気がとても澄んでいました。四条大橋より鞍馬山方面を眺めれば、 くっきりと山並みが見えて爽やかでした。 鵙の贄と云うには虫の生々し 夢積 鵙の贄に虫が刺さっている。哀れなことだ。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 段雷にカメラのレンズ磨く秋 一鷹 段雷だ、今日の行事は予定通り。 さあレンズを磨いてナイスショットに備えよう。 柴山哲郎 北野 和良 さん、おとりいただき、ありがとうございます。 句意そのままに御観賞をいただき、作者冥利に尽きます。 (10/05） 写生とは命聴くべし素十の忌 栄太郎 昨日に続き高野素十の作句姿勢を詠まれた。中七が良い。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 高野素十の客観写生の俳句とは、どのような物かを思索してみました。 格調高く、詩情豊かにとは大変な作業ですね！！。 （並選） 落人の隠れの里や下り鮎 俊彦 下り鮎は隠れの里に相応しい。 鎌田 俊彦 北野 和良さん、御選句有難うございます。 無為の里晴れの続きて稲を干す 夢積 秋の実りの季節。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 揺らぎつつ浮かぶ大吉水澄めり 玉有良 水に浮かべるとご宣託が浮かび上がる占い。 小出有紀 北野 和良 さん、ありがとうございます (10/04） どんぐりやいびつもよかりやじろべえ 寛昭 拾ったどんぐりで弥次郎兵衛を作る、子供の頃を思い出します。 古閑 寛昭 北野さん、特選に選んで頂きありがとうございます。 （並選） 職退きて足る事を知り秋うらら 夢積 年金暮らしでも何の不自由もない。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 秋茄子の紫紺艶めく揚げ浸し 静代 秋茄子の揚げ浸し、とても美味しそうです。 岩永静代 和さん、ありがとうございます。 相変わらずの食いしん坊（笑） 柿の葉を拾ひ閲(けみ）せり素十の忌 栄太郎 十月四日。客観的即物的な作風の俳人高野素十の忌日。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 高野素十は虚子の弟子の中でも、写生を重視しました。 ものが語り掛けて来る迄、対象物を見つめよと言った事は有名ですね？ (10/03) 流れ星グラスにそそぐ星の砂 無智 今月は流星が見られる夜が多いとか。とてもロマンチックな句ですね。 福井 栄一郎 北野 和良 さん、特選に選んでいただき有難うございます。 とても嬉しいです。 （並選） 矢の如く老いの光陰九月尽 夢積 時の流れは速いと実感する作者。 Mutumi Shinogi 北野さんありがとうございます。 秋蝶の消えて裸婦像あるばかり 千秋 取り残されて寂しい裸婦像。どこの公園でしょう。 中野千秋 和良さん、ありがとうございます。森の小径の裸婦像でした^_^ 酔芙蓉明けて一夜の夢に酔ふ 栄太郎 酔芙蓉を見た夜、楽しい夢を見たが朝起きると夢を思い出せない・・・ 桑本 栄太郎 岩永さん、鎌田さん、北野さん・・・ 酔芙蓉の花は、朝は真っ白でも夕方から夜にかけて色付き、 朝には凋んでしまいますね？。朝方見れば、何かその一夜には 夢に見るほど良い事が有ったのでしょうね！！。 (10/02) 錆鮎焼き南無阿弥陀仏称へつつ 夢積 錆鮎が手に入った、供養をしつつ有難く頂戴しよう。 Mutumi Shinogi 北野さん、特選ありがとうございます嬉しいです。 （並選） 嘴の青きこと言ひにごり酒 俊彦 今の若者はなどと愚痴を言いつつにごり酒。 鎌田 俊彦 北野 和良さん、句意のお汲み取り有難うございます。 仰ぎ見る木々の梢やいわし雲 栄太郎 気持ちの良い秋の風が吹いている。林の木々の向こうにいわし雲がポッカリと。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 仰ぎ見るほど高い庭木の下より空を眺めれば、梢の向こうにいわし雲です。 その光景はとても心地良いものです。 フルートを吹きたるやうに秋刀魚食ぶ 寛昭 今年の秋刀魚は高価。せめて余すところなく食べ尽くそう。 上五フルートをが面白い。 古閑 寛昭 北野さん、ありがとうございます。 (10/01) 道場に月光を斬る素振り音 霜魚 剣道の道場、中七月光を切るが素晴らしいです。 （並選） 穴惑い人も地球も不整脈 夢積 温暖化で地球・気候がどうなるのか心配です。 Mutumi Shinogi 北野さん、ありがとうございます。 飴ちゃんと杖借り走る運動会 紀宣 運動会の借り物競争、今も人気のプログラムでしょうか？ つちたに jt 純一 北野さん、並選に選んで頂きありがとうございます。 職場の施設の運動会です。もちろん借り物競争は人気です 買ひ溜めの出来ぬたつきや十月に 栄太郎 消費増税前の駆け込み買い溜め、ニュースになっていましね。 桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います！！。 昨日10月1日より、消費税の増税が実施されました。 年金暮らしでは家計の支出も予算制をとって居り、買い溜めなど出来ません。 なんとも憎たらしい消費増税です。 |