俳句鑑賞文(復刻版)    2017 November        トップへ   




(11/30)

酌み交はす別れの夜の神集ひ  孝之

出雲に集まった神々が元の神社へお帰りになる別れの宴。
また来年にお会いしましょうと名残は尽きない。
神々の別れに着目したところがユニークだ。
原孝之 北野さん、こんばんは。特選とご鑑賞有難うございます。
嬉しいです。励みになります。



(並選)

里山の赤くなるころ大根引く  祐

大根引くという季語を上手に表している。
牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。
大根の美味しい季節になりました。



風邪の子の擦り林檎乞ふ照れ笑ひ  真波

風邪にかこつけて摺り林檎のおねだり。精一杯の子共さんの知恵が微笑ましい。



小春日や舞妓姿の留学生   貴之

京都の風景らしい。日本文化の風俗を写メして早速故郷の友達に送るのだろう。
(永井さん、初めまして。出身地、大学とも私と同じのようです。
宜しくお願いします。
他の方のコメントをご参考にして互選にもぜひご参加下さい)





(11/29)

ほだされて終ひはさのさ冬座敷   百々寧

なんだ、なんだ、なんだぁえー、あんな男の一人や二人〜♪
楽しいお座敷の様子が目に浮かぶ。
木谷 有里 北野さん。良いお声で歌って頂きありがとうございます!
(*´∇`*)



(並選)

冬日さす峰の連なり能勢の山  栄太郎

写生句と読ませてもらったが、私には能勢という地名に特別の思いがある。
大学の親しかった友人が能勢町(大阪府の北海道)の生まれで、
夏休みに遊びに行き、妙見山にお参りした覚えがある。
桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います!!。
田舎鳥取の叔父の不幸があり、高速バスに乗り梅田から中国道、
そして米子道〜米子と乗りました。11月25日(土)は朝から良く晴れ、
中国道より能勢の山並みが美しく輝いていました。冬の紅葉の
映える山並みを眺めて居ますと、とても心が落ち着きます。



長くなき小春もくもく雲湧けり  孝之

本格的な冬へ向かう今、たまたま後戻りをして小春日和となり、
空を見上げると夏の雲が湧いていた。旱天の慈雨のような太陽の恵みを有難う。
原孝之 北野さん、こんばんは。ご選句と鑑賞有難うございます。
昨日は最後で最高の小春日和でした。しかし、午後になると、
雲がもくもく湧いていました。掲句、「がきくけこ」のか行の全ての文字
入りの句になりました。なかなかこんなことはありません。



凩や坂転げ落ち海に散る  真波

凩がどんぐりコロコロのように駆け抜け転げ落ち、
お池ではなく海に散るという発想が面白い。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとうこざいます





(11/28)

仲直り言い出せなくて蕪汁   真波

つまらないことで言い争いになり、
言い過ぎたかなと反省しつつも素直に謝れない。
代わりにあの人の好きな蕪汁を作ってあげよう。これで勘弁してね。



(並選)

山茶花や振り返らずに駈けた径  Akiko

山茶花の垣根の道、脇目もふらず一心に駆けて帰ったあの日。
Akiko Eguchi 和良さん、ありがとうございます。
私としては、ひとつの恋の終わりを詠んでみました。振り返りたいけれど、
絶対に振り返らないと思って駈けました。山茶花の径を。



訳もなく溢れし涙冬銀河  正則

涙で見上げた冬銀河。訳のないはずがない。ぜひ聞いてみたいものだ。
野島 正則 北野さん、玉恵さん、選をいただきありがとうございます。





(11/27)

北風に吹かれ星飛ぶ月が飛ぶ  征一

北風が吹き、煌々と冴え渡る夜空。星や月も飛ぶという措辞が素晴らしい。
今村 征一 石井さん北野さん永田さん牧内さん
御選句と鑑賞まことに有難う御座います。



(並選)

角界の行く末どこへ冬怒濤  玉有良

怪我の稀勢の里、暴行事件の日馬富士。
大相撲の行く末が案じられる。相撲好きの泳者らしい句だ。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます。今週の動向が気になります。



愚痴なんか煮込んでしまへおでん酒  紀宣

愚痴も一緒に煮込んでしまえという発想が面白い。
さぞかし濃い味になるだろう。
つちたに jt 純一 北野さん、並選に選んで頂きありがとうございます。
まさしく北野さん鑑賞通りの一句です。(笑)



クリスマスソングの街を一人行く  正則

街には早くもXmasソングが流れ、カップルが手を繋いで歩いている。
ふんっ、俺は無宗教でXmasなんて関係ないよと強がる独り者。
野島 正則 北野さん、選に鑑賞をいただきありがとうございます。
街はクリスマスムードが高まってきましたね。





(11/26)

燒芋屋BGMはラブソング  祐

焼芋屋のラブソングに意外性がある。
牧内 登志雄 北野さん、特選は嬉しい限りです。ありがとうございます。



(並選)

君の齢ならにへこめり寒日和   暢

友人の忠告、的を射ているだけに反論もできない。
何を指摘されたのだろうか?
中村 暢夫 北野さん、選んでいただきありがとうございます。
お医者さんに、ああ言われました(苦笑)。



寒菊や塀乗り出して薄日浴ぶ  孝之

塀越しに首を伸ばして日を浴びる菊。菊の花も見納めだなあ。
原孝之 北野さん、おはようございます。
ご選句と鑑賞有難うございます。朝から元気が出ます!(笑)



ペチカ燃ゆ異国の酒とボルシチと  寛昭

ペチカ、ボルシチと来れば舞台はロシア。酒はウオトカかと思ったら、
そこでの異国の酒とは何だろう。ボージョレヌーボーかそれとも老酒か?
古閑 寛昭 北野さん、ありがとうございます。日本人としての異国です。





(11/25)

息を呑むほどの静けさ冬落暉  美音

冬の夕べ、沈む前の太陽で西の空は茜色に染まり、やがて静寂が訪れる。
息を呑むほどの措辞が活きている。
向瀬美音 ありがとうございます!懐かしい埋め字の名残です



(並選)

聞かれても知らぬ存ぜぬ頬被  征一

臨時国会を揶揄する時事句か。
今村 征一 北野さん御選句と鑑賞有難う御座います。
紺季題の使い方もあるのですね。安心しました。



血しぶきの異国で流れる三島の忌   久美子

三島由紀夫は自衛隊に決起を促し自決した。
いま外つ国では、宗教や政治をめぐって多くの命が失われている。
彼らの流す血は国の発展に繋がるのだろうか。
山田久美子 北野 和良 様、ありがとうございます。 深い鑑賞、正に同感です



大根の真白に太く豊かなれ  蝦蟇6

とても素直な大根賛美の句。大根足を思い浮かべちょっぴりエロスも。
広川 雅人 北野さん、ありがとうございます。
ちょっぴりエロス。 フフフッそうなんです。ちょっぴりです。





(11/24)

さかのぼる家系図にをり雪女郎   直美

今時家系図のある言えとは余程由緒のある家だろう。
雪女郎は氷のような手足の美しい容貌の女とされている。
詠者もそんな氷の女王のDNAを受け継いでいるのか?
高井 直美 北野 和良 さん、こんばんは。
特選とご選評をありがとうございます!
怖くて妖し気で、どこか愛おしい雪女郎に繋がる家系だったら
いいなぁと思います。素敵なご選評、とても励みになります



(並選)

紅の色マスクに隱す通學路  祐

女学生に違いない。紅の色は自然の色か或いは口紅か。
学校では禁止されいないのか?
牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。
目の前が県立高校ですが、公立高校は案外と自由な感じですね。
まじめな学校なので茶髪などはいませんが、下校時の登下校の様子
などを見ていると微笑ましいものがあります。孫の中学では
うっすらとメイクをする女子もいるようですね。



ポケットの中で繋ぐ手雪催   正則

寒気に震え繋いだ手を彼のポケットに入れる。仲の良い恋人同士。
野島 正則 北野さん、ありがとうございます。ご想像にお任せします。(*^_^*)



ぼくぼくともぐら道踏む冬野かな  真波

ぼくぼくと、状況にぴったりのオノマトペですね。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとう存じます





(11/23)

木守と云ふに数多や街の庭  栄太郎

木守柿といえば梢に一個残すものだが、街のさる庭では
たくさんの実が採られずに残ったままになっていた。
柿の木を世話したり収穫する人手のないまま放置されているのだろう。
自然との共生を忘れた寂しい風景だ。



(並選)

焼き豆腐買ふ道すがら冬北斗  美音

サザエさんのような世界。今夜は鍋かすき焼か?
向瀬美音 北野さん、ありがとうございます、
今晩は北野さんの影響でおでんに玉子を二つ入れて食べました!



ぐい飲みに変えて熱かん急ピッチ  征一

今宵の酒は身に沁みる。さあ、どんどん行こう。
今村 征一 北野さん御選句と鑑賞有難う御座います。



狼のこゑ聞こえしと冬月夜  悦子

日本では絶滅したと言われる狼の声。月に吠える狼の声は幻聴か?
柳堀 悦子 北野 和良 さんありがとうございます
三峰山に夕方近くに行くとふとこんな感じになります。





(11/22)

とりどりのけやき通りの冬紅葉  孝之

欅は強い木で街路樹に採用している街は多い。
今頃は紅葉して街路を彩り、色とりどりに道を飾りやがて裸木になる。
木によって紅葉の進行の違う所に細やかな観察がある。
原孝之 北野さん、こんばんは。ご選句と素晴らしい鑑賞有難うございます。
九州の欅紅葉は本当にバラバラです。一本、一本、赤、黄、緑と三色混じりのもの、
赤一色のもの、茶色一色のものとあります。その原因を探る日々です。



(並選)

隣には刑事の姿夜泣き蕎麦  紀宣

夜鳴き蕎麦に入ったら、隣に知らない男が来た。どうやら刑事らしい。
この寒い中張り込みをしていて、時間を見つけて腹ごしらえ。
ご苦労さま。
つちたに jt 純一 北野さん、並選に選んで頂きありがとうございます。
北野さんの鑑賞通りの描写です。



首都高を巡り巡りて冬銀河  真波

首都高は輪状だ。ぐるぐると回っている内にいつの間にか銀河に迷い込んでいた。
(昔、地下鉄で回っている内に違う時空に迷い込むSF小説を読んだ)
壮大な空想に一票。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとう存じます。
目的もなく首都高をぐるぐる回っていると、おっしゃる通り、
ちょっと違う時空に迷い込んだ気分になります^ ^



冬暁の薄藍を裂く鳥の歌 玉有良

並選に頂きます。何の鳥だろう?





(11/21)

銀杏散る一気呵成といふ日和  征一

銀杏の黄葉が堰を切るように散り始めた様子を一気呵成と措辞したところに惹かれた。
今村 征一 北野さん、牧内さん江守さん御選句と鑑賞有難う御座います。



(並選)

升席の和服美人や初時雨   白と玉

大相撲中継、観客席の和服美人、どこの芸者さんだろう。
季語との距離感がいい。
木野本伸行 北野 和良 さん、 ありがとうございます。



せせらぎの紅葉散りしく高瀬川  栄太郎

詠者の住んでおられる京都の高瀬川。川面を紅葉が流れている。
一幅の日本画を見るようだ。
桑本 栄太郎 北野さん・・・大変有難う御座います!!。
底の浅い高瀬川の水底には、真っ赤な紅葉の落葉が散り敷きっても見事です。



浅漬けを盛りつける間の時雨かな   ひらいみつる

ちょっとの間の時雨。浅漬けを盛りつける間と比べたところが面白い。
平井充 目に止めていただきありがとうございます!





(11/20)

鬼柚子や惑星は何故浮いている  林子

大きな柚子が枝にぶら下がっている。枝から離れると落ちるのが当然。
なのに巨大な惑星は宙に浮いているーー何故だ。
学校の先生に聞いてみよう。
鈴木 玉恵 和良 さん、ありがとうございます(*^^*)
当にその通り! 学校の先生に聞いてみますw



(並選)

冴ゆる夜響く「月光」一楽章  美音

ベートーベンのピアノソナタが静かに聞こえてきます。
向瀬美音 ありがとうございます。



怒声ととも励ましかとも鰤起し  征一

鰤起しは北陸の冬の雷のことである。
この雷鳴を詠者は怒声ととも励ましかと判じ兼ねている。
対象は映写自身か、或いはこの日本の社会なのか?
今村 征一 北野さん石井さんふぉ選句と鑑賞有難う御座います。



海原を見つめて歌う蜜柑の木  真波

並選に頂きます。歌う蜜柑の木が愉快ですね。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとう存じます。
色づいた蜜柑の色は、何となく元気になり、
鼻唄歌いながら、という気持ちになります^ ^





(11/19)

冬薔薇蕾のままに枯れ逝くか  寛昭

冬の薔薇が寒さの中で健気に咲いている。だが、中には蕾のままで枯れていくようだ。
蕾に対する哀惜の念に溢れた句だ。
古閑 寛昭 北野さん、特選に撰んで頂きありがとうございます。
哀れさが身に染みました。



(並選)

観音の千手いざなふ冬紅葉  孝之

千手観音と冬紅葉のどちらが主体なのだろう。
千手が冬紅葉をいざなっていると読むのが正統か?
見事な冬の景色だ。
原孝之 北野さん、こんばんは。ご選句と鑑賞有難うございます。
雷山観音の大カエデと千手観音。彫られて出来た時には、
カエデの木は小さかったはずです。でも、今では、
観音さまを見下ろす高さになっています。大カエデの紅葉を見て、
千手観音を拝観しない観光客も多いことでしょう。
拝観料がかかりますからね。(笑)私としては、両方見てほしいです。



日本の海の恵みを炭火にて  正則

海の恵みと言えば魚介類。何にしろ炙って食べれば美味・満腹が羨ましい。
野島 正則 北野さん、選、鑑賞ありがとうございます。
炭火で一杯。楽しみです。



身ほとりの風の吼えをり寒波来る  栄太郎

全国が寒波に見舞われた。中七の措辞が実感を伝えている。
桑本 栄太郎 北野さん・・・大変ありがとう御座います!!。
全国的な寒波なのか急激に冷え込んで来ましたね?木枯しの寒いこと!!。





(11/18)

咲き満つと言ふてもまばら冬ざくら  征一

春に華々しく咲く桜とは違う冬桜の咲く様子が見事に捉えられている。
今村 征一 北野さん御選句と鑑賞とお知らせ有難う御座います。



(並選)

二の酉や稻穗熊手を抱く女  祐

二の酉に来て、稻穗熊手を買い求め両手に抱えて帰る女性。
彼女はどんな願いを持っているのだろう。
牧内 登志雄 北野さん、酉の市などを見ていると、
いろいろな想像が広がりますね。



童心に返る落葉と鬼ごつこ  孝之

ちらちらと舞い落ちる落葉に鬼ごっこを見た詠者の素直な目だ。
原孝之 北野さん、こんばんは。ご選句と鑑賞有難うございます。
本日、キャンパスの桜の落葉が風に舞っていました。まるで、
鬼ごっこをしているようで、見惚れてしまいました。
私もその一員になりたいなと思った次第です。
私に退行化現象が顕れているのかもしれませんね。(笑)


小刀の刹那輝く口切茶  浩正

炉開きの緊張と静寂が伝わってきます。
藤倉浩正 北野 和良 さん ありがとうございます。
炉開き、口切は茶ではお正月にも





(11/17)

水滴のひとつひとつに冬薔薇   林子

雨の後、葉の水滴の一つ一つにバラの花が映っている。
細部を凝視する詠者の視線が鋭い。
鈴木 玉恵 和良 さん まあ!ありがとうございます(*^^*)
上五と中七はとっくに出来ていたのですが、何の花にするかな?って
、 俳人は嘘つきの始まりですね(;^_^A
北野 和良 嘘はポエムの始り(笑)



(並選)

熱燗で濡らす唇紅仄か   正則

野島さんには珍しいストーリー性のありエロスを感じる句だ。
相席の女性はどんな人なのか?
野島 正則 北野さん、選に完勝、あり¥
北野 和良 弘法も筆の誤り。完勝⇒鑑賞(笑)



翁の日風も光も生き方も  美音

芭蕉忌にしみじみと思う。彼の人の厳しい生き方、
紀行の旅で感じた風や光はどうだったのだろう。
それに比べると自分の生き方はまだまだ不十分だと。
向瀬美音 北野さん、ありがとうございます!
こんなシンプルな句を理解していただいて嬉しいです



木の葉髪減りゆく命の砂時計  玉有良

人の寿命は誰が決めるのか。それを砂時計に見立てた所に惹かれた。
砂粒が少しずつ減っていく、木の葉髪が抜け落ちていくように。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます





(11/16)

チバニアン雑木紅葉を支えたる   真波

チバニアンは地球の地軸逆転時代を実証する地層のことで、
先日千葉県のその場所が学会に認められ、チバニアン=千葉時代という
名称に採用されそうだというニュースが流れて記憶に新しい。
TVの画面ではむき出しの岩層とその上方に雑木林が生い茂っていた。
雑木紅葉の斡旋が見事だ。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとう存じます。
ここは小学校の遠足コースでした^ ^
当時から地層に関しては研究対象にはなっていたようですね。
今頃は優しい渓流の岸を暖地らしいボケっとした紅葉が取り囲んでいます。
近くには、SNSで有名になった、濃溝の滝があり、こんなに変哲のない
田舎が一気にクローズアップされるなんて、驚きです。



(並選)

闇灯す寺の紅葉やほのほのと   林子

寺の紅葉のライトアップだろうか。ほのほのとの措辞が優しい。
鈴木 玉恵 和良 さんありがとう\(^o^)/ 今日はことの外嬉しいなあ?



きりきりと軋む舫や冬港  祐

港の岸壁に繋がれた船が風と波に煽られて舫い綱がきりきりと軋んでいる。
初冬の港の見事な写生句だ。
牧内 登志雄 北野さん、ありがとうございます。
冬の港の寒さも一段と厳しくなってきました。



石蕗の花ピテカントロプスエレクトゥス  孝之

上五と中七下五の二語だけの句。それを繋ぐヒントが直立。
読者の想像力を試されていると感じた。面白い。
原孝之 北野さん、こんにちは。ご選句と鑑賞有難うございます。
詠んだ後、ジャワ原人も花を見ていただろうと思いました。
花の方が大先輩ですので、、。





(11/15)

小鳥来る手帳に一句付け足して  悦子

何かを見てひらめいた。さぁすぐに手帳に書き留めよう。
周到な俳人の日常だ。
柳堀 悦子 北野 和良 さんありがとうございます。
周到な俳人ですか なるほど そのようになれるよう努力致します。



(並選)

アルプスの裾野舐め上げ霧の這ふ   正則

朝日が出てアルプスの山裾に霧が這うように湧き上がってきた大きな景。
裾の舐めあげの措辞がゆっくりとした時間経過をよく表している。
野島 正則 北野さん、ありがとうございます。本日のあずさの車窓句です。
表現場イマイチ詠みつらい面もあると思っていました。うれしいです。



蓑虫の会釈するごと揺れてをり  紀宣

風に揺れる蓑虫を会釈すると見たところが面白い。
つちたに jt 純一 北野さん、並選に選んで頂きありがとうございます。
とても嬉しいです。





(11/14)

紅葉狩石の磨きし溪の水   満徳

真波さんと同じで、石が水を磨くという措辞に感服しました。
永田 満徳 グループ管理者
ありがとうございます。 見たままですが、吟行はいいですね。



(並選)

百日の栄華を偲ぶ枯木かな   孝之

今は枯れ木だがかつては栄華を誇っていた。百日とは何を指しているのか。
花期が百日と長い百日紅だろうか。それとも希望の党の代表か?
原孝之 北野さん、おはようございます。ご選句と鑑賞有難うございます。
仰るように、百日紅のことです。百日紅は早くも枯木になっています。
百日紅の枯木だと言うと季重なりとなり、この方法でしか百日紅の枯木を詠めないなと思いました。



三つ星や恋とも違ふ人に逢ひ  美音

恋とも違う人という措辞が謎めいていて惹かれてしまった。
向瀬美音 北野さん、ありがとうございます。嬉しいです。



切先に凶氣矯めたる冬の月  祐

空の三日月、尖った切っ先に禍々しい凶気を見たという。
何か事件の起こる予感がする。
牧内 登志雄 北野さん、並選ありがとうございます。





(11/13)

小春日や影より身体生へ出づる   直美

投句欄の写真を見ると、西日に長い影が映っている。影の側に視点を移すと
足元から身体が生えているようにも見える。逆転の発想が面白い。



(並選)

影までも女王の風格リンク冴ゆ  玉有良

女子フィギュアスケートの優勝者。
リンクに映る影さえも王者の風格を具えている。
東京五輪では日本女子選手にも期待したい。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます



灯なき数馬の里に冬銀河   真波

数馬の里とは檜原村の古い民家。
人里離れ灯りもまばらな場所で冬銀河がきらめいている。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとうございます。
時代が戻ったような、鄙びた所でした。明かりのない分、
夜空は本物、美しかったです。



泣き止まぬ白兎の尖浪神渡  征一

並選に頂きます。神渡⇒出雲⇒白兎と発想の飛躍に感服しました。
今村 征一 向瀬さん北野さん桑本さん御選句と鑑賞有難う御座います。





(11/12)

海の皺映し出しては冬落暉 美音

夕日の沈む海岸の景色と読ませてもらった。
波を海の皺と措辞したところが素晴らしい。

美音  



(並選)

山茶花の咲く沿道をゴールまで  孝之

マラソン或いは駅伝の風景の写生句と読ませてもらった。
走る選手はきれいに咲いた山茶花を楽しむ余力はないだろうなぁ。
原孝之 北野さん、こんばんは。ご選句と鑑賞有難うございます。
今日は福岡マラソンが行われました。、福岡市天神を出発し、
ゴールの糸島市を目指しました。選手たちを山茶花が出迎えてくれたと思います。



坂道を行けば寝そべるオリオン座  真波

坂道を登っていくと正面の夜空にオリオン座が見えた。
寝そべっているというのに俳味がある。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとうございます。



火恋し美魔女の衣ひらひらと   林子

並選に頂きます。美魔女はご自身のことか? 願望?
鈴木 玉恵 和良 さん、ありがとうございます(*^^*)
いえいえ、私は美魔女ではございません。
美魔女を冷ややかな目で見ております





(11/11)

迫真の演技さながら寒牡丹  百々寧

寒牡丹の花の姿が、歌舞伎の見得を切る迫真の演技を見るようだった。
木谷 有里 北野さんありがとうございます!
何か衝撃的に良いものを表せたらいいなぁと思い詠みました!



(並選)

秋澄むやリンクに若さ弾けたる  玉有良

平昌五輪の前哨戦、NHK杯フィギュアスケートが始まった。
日本を始め各国の若い選手が弾ける演技を競っている。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます。
NHK杯男子は、28,29,30歳の比較的油の乗ったメンバーが表彰台でした!
羽生くん、早くよくなりますように



鮟鱇を吊す大きなS字針   正則

鮟鱇といえば吊るし切り。吊るすのは大きなS字の針だ。
野島さんお得意の写生句。
野島 正則 北野さん、ありがとうございます。あんこう鍋は茨城の特産でしたね。



妖精とともに暮らすや寝酒減る   暢夫

妖精とともに暮らすとは、なんだかロマンチックで謎めいた句だ。
寝酒が減るのは健康にも良いだろう。
中村 暢夫 北野さん、選んでくださり、ありがとうございます!
知らない間に、私を含む誰かが…(^-^;。
北野 和良 天使の分け前を持っていってしまった?





(11/10)

ぽつくりの鈴の和音や七五三  寛昭

七五三の祝の姉妹がおそろいの鈴の付いたぽっくりを履いている。
歩くたびに鈴が鳴りその和音が姉妹の楽しい気分を盛り上げるようだ。



(並選)

夜神楽や池の舞台の水鏡  俊克

夜神楽の舞台の前に池があり水鏡に写っている。
厳粛な神楽踊りと和楽の音が聞こえてくる。



冬来ると耳を立てたり阿蘇の馬  直

阿蘇の馬は今も放牧されているのだろうか。
馬は耳を立て静かに冬の訪れを探っているのだ。
大津留 直 北野 和良 さん、ありがとうございます。



耳たぶのうぶ毛も眠る冬日かな   白と玉

温かい小春日和なのだろう。うぶ毛も眠るの措辞が良い。
木野本伸行 北野 和良 さん、ありがとうございます。





(11/09)

仁王門阿像の息の白さかな   正則

お寺の仁王門に立っている阿・吽の像。阿は口を開け、吽は口を閉じている。
阿の口から白い息が出ているように見えた。冬も深まってきたなぁ。
野島 正則 北野さん、特選、素晴らしい鑑賞いただきありがとうございます。



(並選)

裏事情知らぬふりして根深汁   百々寧

知っているのに知らない素振り。根深汁に堪能しているふりをしよう。
木谷 有里 ありがとうございます!
以前に詠みためていた句を少し直してうたってみました。
こういった状況は時々ありますね!



瘤に創素手でたしかむ松手入れ  流伴

松の木の瘤に傷を見つけた庭師。問題ないかどうか素手で確かめている。
松への愛情が思われる。
流 伴 北野 和良 さん 深い鑑賞、おそれいります ありがとうございました。



冬ぬくし武器商人はにこやかに  草民

原さんの鑑賞と同じく時事詠と見た。
山野辺 茂 原さん、北野さん、ありがとうございます。
北朝鮮危機を煽って日本に武器を買わせようという魂胆ですかね。
でもアメリカ製は不良品が多いとか。





(11/08)

幸せの質量求む冬初め   百々寧

先日「質量の単位「キログラム」の新たな基準となるプランク定数の決定
」というニュースを見た。シリコン原子の質量を基本とするらしいが、
物質の重さを測る精度が向上するらしい。
さて、新しい方法を用いれば幸せの質量も測定できるようになるのか?
そんなことを想像させる楽しい句だ。
木谷 有里ありがとうございます!
北野さんにかかると二文字が百文字くらいになりますね。
この数年プライベートな問題から幸せの質量を随分考えたように思います。。
重さなのか?濃さなのか?目の荒さ?
考えたところで答えは容易には見つかりませんが。。こんな風に俳句を
詠める時間は私にとって大変な幸福の時間ということに間違いは無いです



(並選)

峰々の乳白の霧寒き朝  俊克

冬の朝、山の峰々を白い霧が取り巻いている。
まるで墨絵のような景が浮かんできた。



雨だれの音を集める花八手  孝之

花八手に雨が降り注いでいる。八手の大きな葉っぱが
雨だれの音を集めるという観察が素晴らしい。
原孝之 北野さん、こんばんは。ご選句と鑑賞有難うございます。
今日は福岡市は朝方は雨でした。大きな葉っぱの八手に雨の音が
響いているようでした。八手の葉っぱは、五、七、九と奇数になり、
八のことは少ないらしいですね。



枯葉舞ふブライダルカー追ふがごと   昭徳

アメリカ映画を見ていると、新婚旅行へ出る車の後ろに
空缶をいくつも吊り下げているシーンが有る。
俺達は新婚だと知らせているのだろう。その車を枯葉も舞って祝福している。
明るい枯葉のイメージは珍しい。
今井 昭徳 ありがとうございます。昔の外国映画でしか見たことが
ありませんが枯葉が車について行く様子が騒々しくて
調べてみるとブライダルカーは悪霊払いの意味もあるようですね。





(11/07)

濃紅葉や柔な愛より欲しいもの   真波

柔弱な愛よりも、もっと強く濃厚なものがほしい。
それは名誉か、地位か、それともお金?
石井 真奈美 北野さん、ありがとうございます。
ご想像にお任せいたします^ ^



(並選)

冬椿挿して灯りとなす茶室   幸

茶室の床に冬椿を活けた。真っ白な色はまるで灯りのようだ。
Sachiko Yokoi Hayashi WAO!北野様 ありがとうございますっ



すれすれに交わす紅葉や叡山線  林子

叡山線の電車の窓すれすれまで紅葉が迫ってくる。
今年の紅葉はことさらに見事だ。
鈴木 玉恵 和良 さんありがとうございます(*^^*)
テレビを見て詠みました!



山茶花や七人家族ありしごと  孝之

山茶花が咲き始めた。焚き火の童謡を思い出す。
さて、この句は中七の七人家族の解釈に悩んだ。
今時珍しい五人の子共さんのいる家族か、はたまた三世代家族か。
いすれにしろたくさんの花を見てそんな家族を思われたのだろう。
原孝之 北野さん、こんにちは。ご選句と鑑賞有難うございます。
家の生垣の山茶花の花が咲き始めました。7つ咲いていて、
私の父母と子供5人の7人家族を思い出したというわけです。
父母は他界していますが、子供たち5人は何とか元気でおります。
父母の植えた山茶花が昔の家族のように暮らしております。





(11/06)

明け方の夢の顛末ひよんの笛   百々寧

明け方に見た夢は目覚めてから思い出そうとしてもよく思い出せないものだ。
ひょんの笛は俳句を始めてから知った季語、イスキの木の葉についた
虫の出た跡の穴のことだが、それを吹くとどんな音色なのか分からない。
思い出せない夢との取り合わせがうまい。
木谷 有里 嬉しいです。ありがとうございます!
ひょんの実の季語は以前から興味がありました!
やっと使える句が出てきて取り合わせてみました


(並選)

値切りたる分はご祝儀一の酉  正則

酉の市では値切る買い手と売り手との掛け合いが面白い。
さんざん値切っておいてその分をご祝儀に渡す客の心意気が楽しい句だ。
野島 正則 北野さん、ありがとうございます。励みになります。



新米やへしこと共にかっこみぬ  玉有良

へしことは塩辛のようなものをさらに粕漬けにしたもののようだ。
へしこを新米のご飯に掛けてかっこむ。思わず唾が出そうだ。
下五に勢いがあり効いている。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます。
飯の友でも5本の指に入る危険な食べ物です(笑)



あへぎつつ登る金比羅照紅葉  草民

山野辺さんは先日金毘羅詣でをされたようだが、その時の景色を詠まれたに違いない。
私も四国遍路で金比羅山へ登った時を懐かしく思い出した。
山野辺 茂 北野さん、ありがとうござます。





(11/05)

刈田道置き忘れたるランドセル  美音

刈田道にぽつんとランドセルが置かれている。
小学生の子供は何かを見つけ追っかけていったのだろう。
柿の木を見つけ一つもごうと駆けていったのか・・・あれは渋柿だよ〜
向瀬美音 北野さん、ありがとうございます?嬉しいです。



(並選)

しあわせを海馬に刻む暮の秋  真波

海馬は記憶や空間認識を担う脳の部分。いつまでも忘れたくない記憶。
石井 真奈美 北野さん、ご選句ありがとうござます?。
海馬の縮小した母は、記憶が止まりません、良いことも、悪いことも。
まさに、今しか存在しないような。



億光年星観る人の冬支度   百々寧

億光年の深宇宙からの光を観測する天文台の人。観測室は暖房が緩いのだろう。
或いは冬の星座へ望遠鏡を向け直すのか。
木谷 有里 ありがとうございます!俳句のお友達のことを想像して詠みました。
本当に星が大好きな方で、お部屋にも望遠鏡にもかなり力が入っています!
夢のある話をしてくださいますが、冬仕様にそろそろなさるのでしょうと思いました






(11/04)

秋深む祭祀は続く沖ノ島 孝之

沖ノ島の祭祀を見て古い歴史を伝える様子にしみじみと秋の深まりを感じた。
どんな祭祀か、ぜひ見てみたいものだ。
原孝之 北野さん、ご選句と鑑賞有難うございます。
沖ノ島の意味がやっと分かり、すっきりしました。
沖ノ島の祭祀は大和政権の配下にあったということ、
鉄を求めて朝鮮と交易していたことなど新鮮でした。



(並選)

紅葉染め深まり往くや峠茶屋  俊克

紅葉狩りに山深く入り、峠の茶屋で一服、見事な紅葉を堪能した。



放牧の牛の下山や冬隣  寛昭

夏の間山の高原に放牧されていた牛たちも冬を迎え麓の牛舎へと降りて行く。
毎年の行事に時の移りを感じる瞬間だ。
古閑 寛昭 北野さん、ありがとうございます。



柿むきて長さ自慢の姉妹かな  祐

柿の皮を出来るだけ長く剥く競争を姉妹が。真剣に争っている姿が微笑ましい。
東北では林檎を剥くイベントも有るようだ。
牧内 登志雄 北野さん、ありがとうございます。先日、
友人宅にお邪魔した時にお孫さんが皮むきを競い合っていました。
うちの孫(中1女子)は果物ナイフも持てません。皮を剥けるだけエライです。





(11/03)

西鶴の座像に木の実礫かな  征一

始め読んだ時は写生句かと思ったが、原さんの鑑賞を見て、
そういう深い意味があったのかと驚いた。
そうだとすれば礫は西鶴を諌めていると読むのが良さそうだ。
(余談だが)貞享元年(1684)に西鶴が2万3500句独吟の記録を達成とある。
一昼夜だと信じれば、一句を四秒足らずで詠み続けたことになり、
到底人間業とは思えない。またこの時どんな句を読んだのかの記録も残っていない?
ので、質の評価も難しい。
今村 征一 向瀬さん大久保さん原さん北野さん特選有難う御座います。
励みになります。生国魂には織田作之助の立像もありました。



(並選)

名演に一味添えし針ノイズ   ひらいみつる

昔HiFiという言葉が流行ったが、デジタルが主流の現代でも
アナログのレコード盤や真空管アンプの音に郷愁を感じるという
ファンも居るようだ。そんな人には竹針のノイズも愛しく感じるのだろう。
惚れてしまえばアバタも笑窪だ。
平井充 季語も何にもない句ですが、許してちょんまげ……



月光と祈り搗き混ぜ亥子餅  玉有良

亥の日祭とは子孫繁栄や豊穣を祈る行事で、亥子餅を搗いて作る。
餅を搗くのが夜かどうかは知らないが、月光と祈りをという措辞に惹かれた。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます。
京都の護王神社の神事なのですが、夕方から0時頃まであるそうです。
護王神社は和気清麻呂を御祭神としています。知人に和気さんがおり、
この祭のことを知りました。天皇自らが餅をついた、ということで、
お隣の御所との関わりもあります。
うまく説明できないので、調べてみてください





(11/02)

烏瓜杉の高きを登りきる   白と玉

烏瓜は蔓性で木を高く登っていく。下五登りきるの措辞が良い。
木野本伸行 北野 和良 さん。ありがとうございます。



(並選)

大けやき並木通りの秋日影  孝之

以前住んでいた八王子にケヤキ並木があり、ちょうど今頃は
紅葉となり陽に輝いていたのを懐かしく思い出した。
原孝之 北野さん、おはようございます。ご選句と鑑賞有難うございます。
東京の並木は大木が多いですね。八王子のけやきも大木でしょうね。



滅びたる民の楽の音一位の実  直

北海道へ行った時にアイヌの村で「カムイチカプ」というCDを買った。
とても哀愁に満ちたメロディだった。
大津留 直 北野 和良 さん、ありがとうございます。



切り通し木の実落つるやそこかしこ   真波

木漏れ日に道に落ちた団栗が光っている。
団栗にも丸いもの細長いものなど色々ある。少し拾って帰ろうか。
石井 真奈美 北野さん、ありがとうございます。
ぶらぶら歩いて、枯葉や木の実を踏んだり、落ちる音を聴くのは楽しいです^ ^





(11/01)

帯締めは共色にして秋袷  百々寧

和服には疎い私だが、秋袷の色、柄に合わせて帯締めを選び
ビシっと決める詠者の気持ちはよく分かる。
どんな色なのだろうと想像をたくましくする。
木谷 有里 北野さん。いつもありがとうございます!
舞台の前日にはまず着物を選びます。そして帯、その後に帯揚げ。
最後に帯締めです。 帯揚げと帯締めを共色にしたり、
または帯の中の色を取って合わせたり、
そうやって色合わせをしますと、無限の合わせが出来ます。
若い時には原色を使いましたが、最近は薄い色で合わせます。
少し気品が出ますよ



(並選)

蒼天を持ち上ぐ槻黄葉かな  征一

ケヤキの紅葉葉が諸手を挙げて天を支えているような景が目に浮かぶ。
槻はケヤキの古語だが、槻黄葉の読み、音数が良く分からない。



狂乱の宴過ぎ去り星月夜   玉有良

狂乱の宴とはハロウインの馬鹿騒ぎのことと読ませてもらった。
一夜明け、夜空を見上げると静かな星月夜だった。
小出有紀 北野さん、ありがとうございます
今日は19時過ぎて投稿したので、ドキドキでしたが、選んでいただき嬉しいです。
即吟で、ハロウィン当日ではない雰囲気を詠みました。



虎落笛野天風呂への長廊下 流伴

ぴゅうぴゅうと冷たい風の吹く長廊下を通って露天風呂へ急ぐ。
さあ早く湯に浸かって温まろう。
流 伴 北野 和良 さん お隣にいらしたような( ´艸`)
 ありがとうございます












             本家ホームページへ