My 俳句手帖(復刻版)    2017 Octorber        トップへ   



(10/31)


千波湖の水面埋めて紅葉散る

今村 征一 好きな句です。
北野 和良 今村さん、有難うございます。



高天に風の咳き込む野分後


木枯しや今朝は濃い目に豆を挽く

向瀬美音 いただきます!
北野 和良 美音さん、有難うございます。嬉しいです。
大久保 俊克 特選 頂きます。
古閑 寛昭 並選に頂きます。
北野 和良 大久保さん、古閑さん、有難うございます。励みになります。
牧内 登志雄 並選にいただきます。たしかに。昨日は木枯らし1号、
私も昨日はいつものグァテマラを少し濃いめに淹れました。
毎日珈琲を入れていると、その日の気分で豆を変えたり濃くしたり薄くしたり、
珈琲一つにもその日の気持ちが反映されますね。
北野 和良 牧内さん、ご選句有難うございます。コーヒーがお好きなんですね。
私も毎朝豆を挽くのを楽しみにしています。
永田 満徳 グループ管理者 特選に頂きます。
木枯らしの吹くときにはそれに耐えるだけの濃ゆい
ブラックコーヒーを飲みたい気持ちがよく表現されている。
野島 正則 並選にいただきます。作者の決意が分かるように感じました。
鈴木 玉恵 頂きます。
桑本 栄太郎 北野さん・・・特選一句に頂きます!!。
全国的に木枯し一番が吹いたようですね?思いがけない大風とそれに伴う冷え込みに、
愈々冬の近い事を感じ取った作者が見えます。
味の好みの変化は心境の変化でもありとても共感の一句です!!。
北野 和良 永田先生、野島さん、玉恵さん、桑本さん、有難うございます。
励みになります。
河野 俊文 並選にいただきます。その日の気分でコーヒーの濃度を変える。
よく分かります。上手ですね。
北野 和良 河野さん、ありがとうございます





   10月第4週末 【席題で一句】

【席題】野島正則氏提供 @ 基本季語=十三夜(じゆうさんや)
A傍題季語=「後(のち)の月」「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」
A 季語の説明=旧暦九月十三日の月のことで、俳句では「十三夜」と詠まれることが多い。
旧暦八月十五日の「名月(十五夜)」のほぼ一ヶ月後の月なので「後の月」と言い、
古来日本人はこの月を仰ぎ見ながら行く秋をいとおしんだ。
仲秋の名月が煌々と華やかに、実りの秋を寿ぐように照り輝くのに対して、
後の月の頃になると草木にも枯れ色がきざし、吹く風も時に肌寒く、
なんとなく物寂しい感じが漂う。「物思う秋」を象徴するような月である。
十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は晴れる
ことが多いようで、「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。
2017年の十三夜は、11月1日です。

[例句]
十三夜くもるはずなく曇りけり  久保田万太郎
此岸より彼岸灯の濃き十三夜   山田弘子
妻へ出す手紙は白紙十三夜    神蔵器
人形に涙のあとや後の月    志方章子
羽衣をぬぎはじめたる後の月   山田六甲
母の忌を明日に大きな後の月   岸洋子



甥っ子の婚約届く十三夜

野島 正則 席題一句にいただきます。
北野 和良 野島さん、有難うございます。
桑本 栄太郎 席題一句に頂きます!!。
少し冷える夜ながら、嬉しい十三夜です。
北野 和良 桑本さん、有難うございます。
甥っ子は暮れに式を挙げますが、来春には仕事で東南アジアへ
単身赴任するそうです。最初の一年は家族の帯同を許さないとか、
会社の規則は厳しいですね。



被災地の捨て犬照らす十三夜

桑本 栄太郎 頂きます!!。被害は人間様だけではないのです。
忘れてひけませんね!
北野 和良 桑本さん、有難うございます。
Aniko Papp 頂きます。
石井 真奈美 いただきます。
北野 和良 亜仁子さん、真波さん、有難うございます。
今村 征一 頂きます。
北野 和良 今村さん、有難うございます。



後の月鬼の棲むてふ羅生門

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(10/30)


      スカイツリー五輪カラーに月のぼる


サブレーに笑う高安秋高し     


      ささら振るこきりこ踊り秋日和

(「こきりこ節(踊り)」:五箇山に伝わる、日本で一番古い民謡らしい。)




(10/29)


野伏のごとき黒服秋の宵

石井 真奈美 いただきます。
野伏の如く、が、いいです! まさに、そんな感じですね^ ^
北野 和良 真波さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。



レシピ知らぬ男の料理新豆腐

木谷 有里 並選に頂きます!
男性のお料理は大胆ですよね。 時々ヒヤヒヤしますけど、
北野 和良 有里さん、有難うございます。いつも女房に叱られてます(笑)



「一寸先は光」読み終ふ後の月

(谷口桂子著、孤独死と遺品整理屋)




(10/28)


「ググる」落ち「婚活」載せる秋じまい

(10年ぶりに改定される広辞苑、他に「安全神話」「ちゃらい」なども)


斑鳩の太子思ほゆ柿たわわ     

向瀬美音 いただきます!斑鳩と柿たわわが素晴らしい!
北野 和良 美音さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。
原孝之 おはようございます。特選に頂きます。
「太子思ほゆ」の古語が良い。聖徳太子への感謝の念に溢れている。
柿と云えば法隆寺なので、柿たわわは日本の豊かさを暗示している。
北野 和良 原さん、ご選句と素晴らしい鑑賞を有難うございます。
励みになります。



      指紋なる億の色合い山紅葉

Koji Yada 葉の色合いが一枚一枚みんな違ってみんないいですね。
北野 和良 Yadaさん、指紋で個人識別が出来るように、
木の葉の色も皆違うと思いました。





(10/27)


鬼平も閑盆栽の松手入


ころ柿の簾懐かし甲斐の里     

大久保 俊克 並選 頂きます。
北野 和良 大久保さん、ご選句有難うございます。



椋鳥やピラカンサスの掻き消えぬ




(10/26)


錦秋や峰から里へマッピング


身に沁むや翼のもげし風見鶏

原孝之 おはようございます。並選に頂きます。風見鶏というと、
神戸の風見鶏を思い出す。今回の台風で被害を受けたのか?
もしかすると、北野さんのお住まいの近くにある風見鶏かもしれない。
石井 真奈美 いただきます。
風見鶏と言えども、翼がもげているのは哀れです。
北野 和良 原さん、真波さん、ご選句有難うございます。
今回の選挙で風を読み損ねて入る党を間違え、
落選した候補者を揶揄する意味も籠めました。



秋気満つ丸太削りて微笑仏

(ノミ痕の残った鋭い円空仏に対し、表面を滑らかに加工し、後年には
柔和で穏やかな表情を有した「木喰仏(微笑仏)」は円空仏と対比されている。)

今村 征一 好きな句です。
北野 和良 今村さん、ありがとうございます。


     




(10/25)


      古里の玩具嬲りつ冬隣


錦葉を栞代わりに秋惜しむ

大久保 俊克 並選 頂きます。
北野 和良 大久保さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。
播磨 陽子 並選にいただきます。
桑本 栄太郎 北野さん・・・並選に頂きます!!。
余りにも美しい色葉の落葉は栞にしたい程です。
北野 和良 陽子さん、桑本さん、有難うございます。
河野 俊文 並撰にいただきます。この季節ならですね。
北野 和良 河野さん、ご選句有難うございます。



団栗や小池にはまり水の底     




10月第3週末  【席題で一句】

【席題】Aniko Papp氏提供
1.基本季語は、【秋惜しむ】  2.傍題季語は、なし
3.季語の本意は、去り行く秋の惜しむこと。「行く秋」よりも主観の強い言葉である。



編隊の見る見る点へ秋惜しむ


国ぶりの磯節響き秋惜しむ

今村 征一 頂きます。
北野 和良 今村さん、有難うございます。
野島 正則 席題一句にいただきます。
北野 和良 野島さん、有難うございます



歳時記の頁をめくり秋惜しむ

古閑 寛昭 頂きます。
北野 和良 古閑さん、有難うございます。


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トリプル選   (10/24)


乱立の野党蹴散らし野分去る

永田 満徳 グループ管理者 特選に頂きます。
風向き一つ吹っ飛ぶほど弱い乱立の様を言い当てている。
北野 和良 永田先生、特選有難うございます。励みになります。
今村征一並撰にいただきます。
北野和良今村さん、ありがとうございます。



神の旅お出かけは山染めてから

大久保 俊克 並選 頂きます。
北野 和良 大久保さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。



花麹フルーティなる新走り

(花麹:花びらから作った麹)

古閑 寛昭 特選に頂きます。美味しそうです。
北野 和良 古閑さん、特選有難うございます。嬉しいです。





(10/23)


野仏の天蓋のごと合歓紅葉

牧内 登志雄 並選にいただきます。秋の里山に入ると、
野仏が人々の安寧を祈って手を合わせている。昔は道標にもなった
野仏が空を見上げれば、秋の空を覆い隠す天蓋のように合歓の木々が
黄葉して広がっている。そんな風景が目に浮かぶ一句。
北野 和良 牧内さん、ご選句と素晴らしい鑑賞を有難うございます。
合歓紅葉は珍しいので使いました。
播磨 陽子 並選にいただきます。
北野 和良 陽子さん、有難うございます。嬉しいです。



こっそりと寝酒一合神の留守

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。神の留守にこっそり寝酒。
ユーモラスな句である。神の留守なら、無頼も宜しかろう。
北野 和良 原さん、ご選句有難うございます。ちょっと川柳っぽかったですか?
原孝之 北野さん、川柳のことは分かりませんが、
何とか俳句に止まっていると思いました。川柳ならば、
堂々と寝酒三合妻の留守」でしょうか?(笑)
桑本 栄太郎 北野さん・・・並選に頂きます!!。俳諧の味のある一句ですね?
どうしても目が冴えて眠れない夜は誰にでもあるものです。
「神の留守」は「山のかみ」さんでしょうか?
野島 正則 並選にいただきます。「遠野河童の盗み酒」という、
遠野物語にも出て来る、河童が盗みに来るほどおいしいという
伝統のお酒があるという。おかしみのある句だと思います。
北野 和良 桑本さん、野島さん、有難うございます。嬉しいです。



とんぶりやプチプチ爆ぜる涙かな

(とんぶり:コキア(箒木)の実:畑のキャビア)




(10/22)


      秋薔薇と競ひ露出全開の裸像


実紫源氏の恋のまたひとつ

木谷 有里 並選に頂きます? 一粒一粒が恋なんて??欲張りですね!
北野 和良 有里さん、ご選句有難うございます。励みになります。
木谷 有里 北野さんの引き出しの多さには本当に驚いております!
勉強家でいらっしゃるのでしょうね。
北野 和良 有里さん、お褒め頂き恐縮です。好奇心の賜物でしょうか(笑)
木谷 有里 そこは少し私も似ています。 知りたい病です!
永田 満徳 グループ管理者。並選に頂きます。
小出有紀 並選にいただきます。光くんはまた(笑)。
台風の中での出会いだったのでしょうか? 野分の君とか(笑)
北野 和良 有紀さん、ご選句有難うございます。平成の一話が追加されますかね(笑)



高野なる空海の洞虫の闇

原孝之 こんばんは。特選に頂きます。
空海の洞の読みは、「くうかいのどう」と音読みが良いと思う。
高野山に空海の修行した洞があるのだろうか? 空海の一生には感動する。
高野山の地に立つと、虫の声までも念仏に聞こえてくるかもしれない。
空海の念力かもしれない。
北野 和良 原さん、特選を有難うございます。
高野山では今も空海が生きているとの考えがあり、
その祠に毎日食事を供えているそうです。
幻の空海が虫の音を聴いていると空想しました。
ちなみに弘法大師という呼び方は諡(贈り名)なので、
それだと死んでいると認識したことになってしまいます。
原孝之 北野さん、Wikipediaにて空海の一生を見ていました。
感動の一生ですね。今も生きていると信じるだけの偉人ですね。
北野 和良 司馬遼太郎の「空海」という本が参考になります。
私は若い時に読み、遍路を歩いた後で読み返しました。
それから挙句の「洞」は「ホラ」と読みたいです。
原孝之 北野さん、音読みか?訓読みかは?北野さんのお考えで良いと思います。
空海が音読みなので揃えるのが良いかな?と思いましたが、「ホラ」の方が落ち着きますね。
今村 征一 好きな句です。
北野 和良 今村さん、有難うございます。





(10/21)


神無月足踏み鳴らす鬼剣舞     

(鬼剣舞(キケンバイ):起源は奈良一言主神社、山伏などによって全国に伝えられ、東北地方に根づいた)

熊谷房子 特選に頂きます。勇壮な躍りを思い出しました。
北野 和良 房子さん、特選を有難うございます。嬉しいです。
今村 征一 見たことがないが鬼剣舞が良い。特選に頂きます。
北野 和良 今村さん、特選を有難うございます。励みになります。



      碧天を睨みつけたる鬼薄

鈴木 玉恵 互選の方にAが2つ!ありましたよ(^ ^)
鬼薄って、パンパスグラスなんですね。
北野 和良 玉恵さん、重複のご指摘有難うございます。一つは削除しました。
歳時記を見ていたら鬼薄があったので使いました。パンパスグラスのことかどうかは未確認です。
北野 和良 イネ科シロガネヨシ属の多年生植物。英名からパンパスグラス。
明治時代に渡来したようですから、江戸時代以前の俳人は知らないはずですね。
鬼薄を使った俳人は誰なんでしょうかね?
鈴木 玉恵 調べて下さったのですね。ありがとうございます。
鬼薄と最初に詠んだ俳人さんに興味が湧きましたね。
因みに私が所有している角川の大歳時記には鬼薄の句は載っていませんでした(^ ^)
石井 真奈美 パンパスグラスは立派ですね!
ゴルフボール、いくつロストしたことか



縄暖簾袖ふれあひて秋惜しむ




(10/20)


イの字からハの字ヘの字と雁渡る     

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。観察の為せる秀句。
イの字になり、ハの字になり、への字になりながら渡る雁。
ホの字になる出来栄え!(笑)
大久保 俊克 並選 頂きます。
北野 和良 原さん、ご選句と楽しい鑑賞を有難うございます。
大久保さん、有難うございます。最近選句にも参加され感謝しています。
播磨 陽子 あ〜、と納得です。並選にいただきます。
永田 満徳 グループ管理者特選に頂きます。
習字の基本を習っている情景が見えて、季語の斡旋もいい。
北野 和良 陽子さん、永田先生、ご選句有難うございます。
子供たちの習字にまで想像を跳ばせて頂き嬉しいです
今村 征一 好きな句です。
北野 和良 今村さん、有難うございます。



      秋薔薇きみとタンゴのステップを


今年米白身泡立つ卵かけ

(卵かけご飯の最新レシピ)
鈴木 玉恵 頂きます。美味しそうです(*^^*)
北野 和良 玉恵さん、有難うございます。
卵かけご飯が進化し外国の観光客にも喜ばれているそうですよ。
新名勝之 特選に頂きます。
「白身泡立つ」が美味しさを演出している一句ですね。
P.S
「白味泡立つ」は誤りで、「白身泡立つ」が正しいと思われます。
北野 和良 新名さん、ありがとうございます。白身は後ほど訂正します。
桑本 栄太郎 北野さん・・・並選に頂きます!!。
美味しい銘柄新米の炊き立てに、地鶏卵の新鮮な「卵掛けご飯」は
去年頃から流行り、今年は大流行だそうですね!!。
卵掛けご飯の専門食堂まであるそうです。
北野 和良 桑本さん、有難うございます。白身だけを泡立たせ
その上に黄身を乗せる新レシピ、一度試してみようと思います。
石井 真奈美 特選にいただきます。
卵かけごはん、これだけでいいくらい好きです!
北野 和良 真波さん、特選有難うございます。シンプルだけど美味しいですよね。





(10/19)


無患子の跳ねて転がる句碑の前


秋遍路一句一句を踏み締めて

牧内 登志雄 並選にいただきます。秋遍路には厳しい天候が続いているが、
いずれにしても春のお遍路句比べれば、もの悲しさが募る遍路だ。
その遍路の一歩に句を浮かべ、また一歩に句を想う。一歩を踏みしめるほどに
五七五が鬩ぎ合う。心願成就、そして八十八句を詠み重ねて遍路を終える。
北野 和良 牧内さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。とても嬉しいです。 今村 征一 「一句一句を」が素晴らしい。並選に頂きます。
北野 和良 今村さん、有難うございます。励みになります。



錦木や葉に先駆けて実は赤く




   10月第3週末 【席題で一句】

【席題】Aniko Papp氏提供
1.基本季語【身に入む】 
2.傍題季語【身に沁む】 
3.季語の本意
秋の冷気やもの淋しさが、身に深く沁みるように感じること。和歌では
「身に染む風」、「身に染む秋」などと秋の冷ややかさどこまでも
煮詰めるもの寂しさを表す言葉だった。たとえば、
物思へば色なき風もなかりけり身に染む秋の心ならひに】という歌ですね。




身に入むやはや追憶の片えくぼ


身に入むや町の八百屋のまた一つ

今村 征一 なくなったのですね。頂きます。
北野 和良 今村さん、ありがとうございます。



身に沁むや昼は残りのカップ麺

柳堀 悦子 頂きます。何だかかわいそう
北野 和良 悦子さん、ありがとうございます。


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(10/18)


おとがひに黒子がひとつ白桔梗

原孝之 こんにちは。並選に頂きます。
白桔梗の枯れた花が黒くなりまるで黒子のように見える。
白桔梗をよく観察されている。
北野 和良 原さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。励みになります。



団栗食む一万年のデジャブかな


メビウスのたなびく富士や冬隣     

(メビウス:煙草の銘柄の一つ。デザインが変わった)



(10/17)


念ずれば径自ずから鮭颪

原孝之 おはようございます。並選に頂きます。
鮭颪という季語に強さがあり、「念ずれば径自ずから」という信念とよく合致している。
どんな径なのだろうか?
北野 和良 原さん、ご選句有難うございます。
径とは「晩学の俳の径」をイメージしましたが急流あり滝ありで遡上は険しいです。
鮭、鱒に習って頑張りたいものです(笑)



白式部義経慕ふ白拍子


すずろ寒難語旧字の歌舞伎者




(10/16)


       秋の陽の草田男句碑に燦々と

鈴木 玉恵 頂きます。句碑の句が好きなのです。
北野 和良 玉恵さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。



命継ぐ鼻曲り鮭敢然と


月天心無惨に焼けしナパ・ヴァレー




トリプル選   (10/15)


千丈の噴煙昇る月の暈

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。新燃岳が噴火した。
九州に住む人間には心配のタネである。本日、鹿児島に
日帰りで出かけたのでなおさら身近な話題である。鹿児島市には桜島がある。
鹿児島市の空気は硫黄の臭いがする。ところで、一丈は約3mなので、
千丈はおよそ一万メートルである。千丈の噴煙は火山爆発でも最大級となるようだ。
前の新燃岳噴火や昨年の阿蘇山噴火も千丈まで噴煙が上がった。
掲句にある月の暈であるが、作者は噴火を諌める役所に置かれたのだろうと思った。
新燃岳の噴火が早く収まりますようにという願いが込められている。
北野 和良 原さん、ご選句と鑑賞をありがとうございます。
お書きのように新燃岳をイメージした句です。
今夜はまた噴火が再開したようで周囲の方々の被害を心配しています。
小出有紀 並選にいただきます。
噴火の句の季語を「月の暈」にしたところが作者のセンス。
北野 和良 有紀さん、ありがとうございます。嬉しいです。



読後感混ぜて豆挽く秋の宵

永田 満徳グループ管理者、特選に頂きます。
読書の余韻を楽しむ雰囲気がいい。
鈴木 玉恵 頂きます。格別な香が漂ってきます。
「挽いている」所がいいですね。
北野 和良永田先生、玉恵さん、ご選句ありがとうございます。励みになります。
石井 真奈美 特選にいただきます。
読後感を混ぜたコーヒー、いろんな味になって面白いですね!
北野 和良 真波さん、特選をありがとうございます。
コーヒーは自分で豆を挽くのが正統派です。
桑本 栄太郎 北野さん・・・並選に頂きます!!。
一書の読了はその本が有意義であればあるほど満足感があります。
深く思いをいたしながら、豆を曳いてコーヒーを楽しむその余韻が良いですね!!。
北野 和良 桑本さん、ご選句ありがとうございます。嬉しいです。
野島 正則 並選にいただきます。どんな味の珈琲になったのか。興味ありますね。
北野 和良 野島さん、有難うございます。



白式部煙草くゆらす細き指

大久保 俊克 並選 頂きます。
北野 和良 大久保さん、ご選句ありがとうございます。励みになります。
野島 正則 選、遅くなりました。すみません。
北野 和良 野島さん、ありがとうございます。





(10/14)


談笑へ栞を挟む秋の雨

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。友人と東京の喫茶店で待ち合わせ。
先に来て、新刊を読んでいる。友人が現れた。栞を挟み、談笑へ。外は秋の雨である。
「栞を挟む」が上手い。
北野 和良 原さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。励みになります。
新名勝之 質問させて下さい。
この句は談笑という物に栞を挟んだと解釈するべきなのか、
それとも談笑するために栞を挟んだのかどちらなんでしょうか?
北野 和良 新名さん、ご質問ありがとうございます。
原さんのような解釈もありますが、友達と楽しく談笑していたら外は雨が降り出した。
話を打ち切りそろそろ帰ろうか。栞を挟むとは談笑を止めるという意味も含めました。
どちらを取るかは読者のご自由です。
能美顕之 並選にいただきます。
談笑に栞を挟むという、自由で伸びやかな感性が好きです。
北野 和良 能美さん、ご選句ありがとうございます。嬉しいです。



新刊のインクの匂ひカフェは秋     

木谷 有里 今晩は!並選に頂きます!何をお読みになったのかなぁ(´∀`*)
私も読みたいものがありすぎて困ります。
北野 和良 有里さん、ご選句ありがとうございます。
最近「卑弥呼Xファイル・驚愕の邪馬台国論」を読みました。
木谷 有里 なんだかすごい題名ですね!(´∀`*)
北野 和良 題名だけではなく、中味も驚きばかりです。
今までの邪馬台国論とは全く違うので困惑します。
木谷 有里 そうなんですか!
その時代の児童歴史本を息子に買ってあげましたが困りましたね。
野島 正則 並選にいただきます。秋と新刊が合っているように思います。
北野 和良 野島さん、ご選句ありがとうございます。
石井 真奈美 いただきます。 インクの匂い、カフェ、秋にぴったりですね。
日がな一日、読書したくなります。
北野 和良 真波さん、ありがとうございます。読書の秋ですね。



青きまま命の果つや木通の実




(10/13)


秋の灯や辞書を頼りに古事記伝


神無月謎に満ちたる記紀神話

大津留 直 並選にいただきます。神無月と記紀神話の謎を取り合わせながら、
神話と月名の関連性の謎にまで思いを馳せている。
北野 和良 大津留さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。
記紀神話は日本の宝だと思っています。
鈴木 玉恵 特選に頂きます。
神無月と神話の取り合わせが面白いです。 神無月だから良いのです。
北野 和良 玉恵さん、特選とは有難うございます。嬉しいです。



票田へ右往左往の渡り鳥




(10/12)


粛々とKAGRA観測重力波

(KAGRA:岐阜山中の重力波観測施設)


誘はれて紅葉に負けぬ服選び

牧内 登志雄 並選にいただきます。週末には紅葉狩りだ。
文字どおりの燃え立つような錦秋に負けない服装で歩きたい。
といっても簡単には決まらない。錦秋のなかにも濃淡があるように、
さて服選びもあの色この色、大きな景色に負けないような柄はどんな感じか…と、
大変である。それに一緒に歩く人の趣味もある。錦秋吟行の前の服選び、
これは俳句を作るよりも難しい。
北野 和良 牧内さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。
女性には楽しく且つ悩ましい瞬間でしょうね。



噴煙の新燃岳や薄紅葉




   10月第2週末 【席題で一句】

【席題】Aniko Papp氏提供
1.基本季語は、【山粧ふ】
2.傍題季語は、【山彩る】 、【粧ふ山】 
3.季語の本意は、紅葉した山の姿を、「粧っているようだ」と例えた言葉。
冬になると、【山眠る】、春になると、【山笑ふ】、夏になると、
【山滴る】という、季語になった言葉が使われている。  



マンモスの化石を抱き山粧ふ


印象派画家描くごと山粧ふ


山彩る大和絵絵師の筆の紅

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(10/11)


言の葉の一つ始まる恋紅葉

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。
紅葉の始まった一枚一枚の葉が恋の言葉をかけてくる。ロマンチックな紅葉である。
しかし、恋紅葉には、悲しい結末を含んでいる。
恋の終わり、すなわち枯木である。今を燃えよ恋紅葉!
おはようございます。恋と紅葉の間に切れがあるとも解釈出来る。
その場合には、人間の恋の始まりを紅葉が真っ赤になりながら見ているとも解釈出来る。
北野 和良 原さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。
紅葉は一枚の葉から全木、全山へ。人の恋は一言から始まり全身全霊へと。



秋日和恙無しやとランチ会


パンドラの箱に群がる稲雀

大津留 直 特選にいただきます。希望の党を揶揄したものであろうが、
なんとなく、現代の社会現象一般に当て嵌まりそうな気もしてくる。
北野 和良大津留さん、コメントを有難うございます。
箱の底に最後に残っていた「希望」が言葉通りの希望かどうか心配です。
特選を有難うございます。励みになります。





(10/10)


雁が音の夕日に宙の点と化す


      連雀や木斛の実の弾けをり


ルールなど無視と突っ張る青い柿

今村 征一 時代風刺の句ですね。好きな句です。
北野 和良 今村さん、有難うございます。





(10/09)


プロテインカフェに群がる竜田姫


実柘榴やいまなほ疼く胸の傷     

原孝之 北野さん、こんばんは。「なを」は「なほ」ではないでしょうか?
私は自信がない時は、「なを」と「古語」をグーグル検索に入れて確認しております。
北野 和良 原さん、お早うございます。ご指摘有難うございます。
さっそく「学研全訳古語辞典」をブックマークしました。



      詩を求め巡る山路や烏瓜

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。
一昨年、久留米の高良山の山路に烏瓜が自生していた。烏瓜というと、
久留米出身の画家の高島野十郎の名作の烏瓜を思い出す。
詩人だけでなく、画家を夢中にもさせる烏瓜である
鈴木 玉恵 頂きます。
北野 和良 原さん、玉恵さん、ご選句有難うございます。
烏瓜も色づいて来ましたね。私の俳句脳はまだ青いまま・・・(笑)
桑本 栄太郎 北野さん・・・並選に頂きます!!。
烏瓜のあの真っ赤な色の実は食べられなくても活花の材料、画材にと
もてはやされるようです。俳句の材料探しの散策でも素晴らしい風情の出会えますね!!。
北野 和良 桑本さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。





(10/08)


菊の香や魑魅魍魎の世に負けず


俯向いてうなずくきみや小浜菊

石井 真奈美 いただきます。可憐なお句ですね^ ^
北野 和良 真波さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。



秋愁をひとり抱き締め別れ鳥




(10/07)


新酒どす鮟肝あてにごゆるりと


解散は国難なりやすずろ寒

藤倉浩正 頂きます。季語が効いてますね。まさに国難何とかなりませんかね。
北野 和良 藤倉さん、ご選句有難うございます。大義なき選挙のようで迷うばかりです。



左利きの手紙残して鷹渡る

【斎藤信義一句鑑賞】

「鷹渡る」と言う季語には些か不満がある。
「鷹」は冬の季語、「鷹渡る」は秋の季語なのだが、「鷹」と言っても
何種類もあり、大凡は「オオタカ」や「クマタカ」の大型を思う。
「ハヤブサ」や「サシバ」のような中型から小型までかなりの種類が居る。
そのほとんどが「留鳥」なので、この季語は鷹全体ではない。
おそらく鷹柱で知られる「サシバ」に限ったものか、その一部の「渡り鳥」を
指すのではないかと思う。流氷と共に渡って来るのは「鷲」であり鷹ではない。
ところで掲句の「左利きの手紙」の意図が掴めないのと、
季語との拘わりも解けないので、難解句として提示させて貰った。
8月13日が「左利きの日」に1992年に制定されていることも知らなかった。
右利きに対し左利きは数が少なく道具などで不自由されたようだが、
今では左利き用の鋏や包丁などかなり普及していると聞いた。
「左利きの手紙」残して・のフレーズに魅せられながら、
季語との絡みが解けないもどかしさの鑑賞となってしまった。

北野和良斎藤先生。一句鑑賞に取り上げて頂き有難うございます。
左利きは高校時代からの親しい友人のことで、その彼が秋に南へ帰る鷹のように
逝ってしまったことを私個人の情念として詠んだ句でした。
難解句と評されても仕方がありませんね。
また多くの皆さまからお祝いの言葉を頂き心より感謝申し上げます。

斎藤 信義 良く分かりましたが、「鷹の渡りのように逝った。」
と言う比喩は無理なように思います。
私の先輩の句に「日に舞うて凱歌のごとし鷹柱」と言うのがりますが、
鷹(サシバ)の渡りは群れなして荘厳なようです。失礼ですが、
季語の斡旋にもう一工夫あっても良いように思われます
北野 和良 斎藤先生、アドバイスを有難うございます。
彼は60年安保闘争の戦士だったので私の中では鷹のイメージとなりました。
季語についてさらに勉強したいと思います。





(10/06)


水切りの勢い余り天の川

大津留 直 特選にいただきます。かなり大きな湖の光景を想像させる。
そこで、一心に小石を投げて水切りをしていると、やがて宵闇がせまり、
天の川が見えてきた。ああ、自分が投げた小石たちが、
その勢いが余って天の川の星々になったのだとふと思ったのだ。
そのややシュールな想像力の魅力。
北野 和良 大津留さん、ご選句と素晴らしい鑑賞をありがとうございます。とても嬉しいです。



蟷螂や薙刀揮う別式女     

(別式女:江戸時代の女武芸者)


発心を聞いてはならぬ秋遍路

今村 征一 好きな句です。並選に頂きます。
北野 和良 今村さん、ご選句ありがとうございます。励みになります。





   10月第1週末  【席題で一句】

【席題】野島正則氏提供  1.基本季語=名月
2.傍題季語=明月、満月、望月、望の月、今日の月、月今宵、今宵の月、三五の月、三五夜、十五夜芋名月、中秋節
3.季語の解説=
旧暦八月十五日の月のこと。「名月をとつてくれろと泣く子かな」と一茶の句にもあるように、
手を伸ばせば届きそうな大きな月である。団子、栗、芋などを三方に盛り、薄の穂を活けてこの月を祭る。
2017年は、10月4日が中秋の名月です。

〔例句〕
名月や池をめぐりて夜もすがら  芭蕉 
名月をとつてくれろと泣く子かな  一茶
十五夜のルーペを置いて立ち上がる   池田澄子
十五夜の南瓜を一つ裏返す   岸本尚毅
望月の照らしに照らす道の上   日野草城
今日の月全く星をかくしたり   星野立子



水底に人麻呂も見し望の月

鈴木 玉恵 頂きます。
北野 和良 玉恵さん、有難うございます。



名月をスマホに写す新兵器


望月や不老不死なるかぐや姫

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(10/05)


黄から朱へ日増し色づく烏瓜


青蜜柑ポニーテールの自己主張

木谷 有里 並選に選ばせて頂きます!
私は頭の後ろが絶壁でポニーテールが似合いません。
したこともほとんどないのでものすごく憧れがあります。やられてしまいました!
北野 和良 有里さん、ご選句有難うございます。
高校生の頃、ポニーテイルに憧れていました。
石井 真奈美 いただきます。
青蜜柑と、高校生くらいの女の子のポニーテールが、よく似合います^ ^
息盛んなお年頃、自我もとんがってる様子がありありと浮かびます。
牧内 登志雄 特選にいただきます。 ポニーテールはまさしく自己主張の髪形ですね。
それを衒いなくストレートに表現して成功していると思う。上五の「青蜜柑」が
とても効果的で、ポニーテールの女の子のハツラツとした表情が目に浮かぶ。
北野 和良 真波さん、牧内さん、有難うございます。励みになります。



リベラルの塒出の鷹や総選挙




(10/04)


      安曇野や野菊手向けし道祖神

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。安曇野の道祖神。菊との相性が良い。
北野 和良 原さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。



四足で歩む香香菊日和     

向瀬美音 かわゆい!パンダ買ったの?
北野 和良 美音さん、こんばんは。上野動物園ですよ。
ただあの香香(シャンシャン)はいずれ中国へ帰えさせねばならないのだそうです。
向瀬美音 これぬいぐるみかと思った!
北野 和良 成長の様子をたびたびTVで放映していますよ。
初めは前足で這うだけ。最近四足で歩けるようになったと。



      新党は意地の塊花梨の実




(10/03)


和を説きし太子遥かに貴船菊     


「ラテにする?」「シフォンケーキも!」秋麗

石井 真奈美 いただきます。
まるで、どこかで見られているような、、、(笑)
北野 和良 真波さん、有難うございます。嬉しいです。
Sachiko Yokoi Hayashi 北野様ぁ。戴きます!可愛くて素敵です!
北野 和良 幸子さん、有難うございます。励みになります。



      秋暑し利休は知らぬ冷抹茶

木谷 有里 並選に頂きます。楽しいお句です。
今日のランチに抹茶ラテ飲みました! 冷たいのは最後ですねきっと!
北野 和良 有里さん、有難うございます。
私は柏の葉公園(千葉県立)の茶亭で。この日はどこかの団体の茶会があり、
和服姿の方がたくさん来ておられました。
木谷 有里 抹茶は本当に美味しいですよね。
色も渋くて良いし。日本の宝の一つですね
桑本 栄太郎 北野さん・・・並選に頂きます!!。
かなり以前、知人のアメリカ人がアイスコーヒを呑む日本人をさして、
「アンビリーバブル!」と言った事を想い出しました。しかし、
喫茶の文化はその土地の事情により変遷して行くものですね?
しかし、コーヒーのようにミルクとシロップは不要なのかしらん?
と思ってしまいますね!。
北野 和良 桑本さん、有難うございます。
私も以前スイスに行った時、アイスコーヒーを注文し、
いろいろ説明したらボーイがウィッ!と言い、
持ってきたのはアイスパフェでした(笑)





(10/02)


密やかに茶亭の庭の白桔梗     


あの二人栗を拾いに行ったまま

牧内 登志雄 並選にいただきます。ちょっと心配な句である。
今朝のテレビだったか、茸狩のご老人夫婦が車を残したまま山から戻らないという。
その後のニュースを聞かないが、無事だったのだろうか。
「あの二人」というから、この句では若いカップルか。若い二人なら
栗拾いに行ったまま戻らなくても心配はないのだろう。栗拾いもそこそこに
ロマンチックに語らい、手に手を取って向こうの里に下りたのかもしれない。
でも、なんだか心の隅に引っかかる句ではある。
北野 和良 牧内さん、ご選句と鑑賞を有難うございます。嬉しいです。



踏絵描く希望の魔女の虫選

つちたに jt 純一 北野さん、すごい一句ですね。
小池さんのことを詠まれたんですね。確認ですが、踏み絵はこの場合、
季語的な要素、季節感より、踏み絵の意味合いが強く出ていますよね。
素晴らしい一句と思います
北野 和良 土谷さん、コメントを有難うございます。
ご鑑賞の通りです。この先の魔女の動向が気がかりです。
北野 和良 今気が付きました。「踏絵」は春の季語なんですね。
ちょっと修正します。
大津留 直" 党名は希望としてやそぞろ寒 直
北野 和良 大津留さん、句を有難うございます。
つちたに jt 純一 並選に頂きます。やはり、時事句として、抜群の描写と思いました。
北野 和良 土谷さん、有難うございます。これからも精進します。





(10/01)


      忘れじの君の面影紫苑咲く

石井 真奈美 いただきます。 素敵な想い出ですね。
北野 和良 真波さん、有難うございます。
薄紫はしとやかな女性のイメージにぴったりです。



ナナカマド信濃の里の紅宝珠     


一山を銀の一刷毛月渡る

原孝之 こんばんは。並選に頂きます。「一山」は「いちざん」と読むようだ。
「銀」の「ん」音とリフレインにするようだ。そして、一刷毛は、「ひとはけ」と読むようだ。
月が山の端を掠めて、東から南、そして西へと移動していく。まるで、銀の一刷毛を残していく。
北野 和良 原さん、ご選句と素敵な鑑賞を有難うございます。
原さんの鑑賞と合わせて、北方の山の初冠雪もイメージにありました。
原孝之 北野さん、こんばんは。初冠雪のこともイメージにあったのですね!
北野さんのお住まいのつくば市には初雪はまだなので、こういう鑑賞になりました。
Sachiko Yokoi Hayashi 北野様特選に戴きます!
小気味よいリズムと切れ味の良さに脱帽です。
野島 正則 並選にいただきます。一のリフレインが印象的。
北野 和良 幸子さん、野島さん、ご選句有難うございます。嬉しいです。












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