(3/31) よじ登り天まで届け春の壁 ![]() (3/30) 四連打サヨナラに泣く春球児 (3/29) ![]() シデコブシ千手に余る花をつけ ![]() ![]() 安保法桜は人を裏切らぬ ![]() ![]() (3/28) 雪柳揺らぎ奔放しなやかに ![]() (3/26) 揚雲雀ソーラーパネルに影映し ![]() (3/25) ラテアートあえなく消える春立志 ![]() (3/24) ![]() 紫木蓮別れはいつも突然に ![]() (3/23) ![]() お手植えの梅花の匂う藩主の間 ![]() 【足立 光隆】 遅くなりました。m(__)m ぶせふ選 天守閣というより殿様の屋敷の庭に植えられた梅の花である。 名君の誉れ高い藩主の遺徳を今に讃えて匂う。静かで明るい書院造り。 折からウグイスの声が、観光客の時々訪れる城下町のワンシーンが浮かぶ。わが町の自慢である。 (3/21) 休耕田ソーラーパネルに風光る 最善をつくし鷹化して鳩と為る (3/20) ![]() 【大関博美】 鷹化して鳩と為るとや選挙前 北野和良さん 私は、鷹化鳩九条改正休眠中 と読みましたがこのらんからは、取り下げました。 和良さんのお句は、それとなく今の政治状勢を詠んだもので、私の読みたかった事に近いのかな、と思いました。 ・ 3月22日 22:21 (3/19) 【風光るあなたは憂いを身につけて】 (一日一句互選) Aniko Papp このお句の基底部は、【あなたは憂いを身につけて】です。 会話的な言葉続きですね。 干渉部は、【風光る】であり、このお句の季語です。 この季語の本意は、暖かい春の風が色を持っているほど光ると感じることです。 秋の風は「色鳴き風」である一方、春の風は色を持ち、光っているんですね。 風が光ると、景色も、堤もキラキラと輝いていて、憂いの感じが募るわけです。 季語も写生もよく働き、感じ深いお句ですね。 (3/18) ラテアートカップの中の春の夢 ![]() (3/17) ![]() 将軍ブレンドで仕上げ水戸の春 ![]() ![]() みとちゃんが何処にでもいて春うらら ![]() (3/16) ![]() 梅納豆蓮根の挟み揚げよろし ![]() ![]() せせらぎに絶えざる波紋水ぬるむ ![]() ![]() (3/14) 分析は学ぶためにと垣手入れ あてもなくホワイトデーに踊らされ ![]() (3/13) ![]() 胸元を広げ呼びこむ春の風 ![]() (3/12) ![]() (柴田 磐夫さんの写真を見て) (俳句大学東京キャンパス句会) 後朝の日だまりに笑む沈丁花 【4点】 灼恋の傷みに耐えよ紅椿 【2点】 迸るいのちの叫び春に逝く 【0点】 ![]() (3/11) フェアウエイ揺れて地震(ナヰ)知りし3・11 ![]() (五年前のこの日、私は鎌倉でゴルフをしていた。 プレイを終えてみると、クラブハウスや街も停電で交差点の信号機も消えていた。 道はどこも大渋滞し、電車が使えず歩いて帰宅する人たちで溢れていた。 携帯電話もメールも通じず、家に連絡する手段もなく、ノロノロ運転を続けたが、 帰宅出来たのは深夜の2時頃だった。) (3/10) ![]() 3月十日ミサイル二発荒海に ![]() ![]() (3/09) 日食に意地悪をする春の雨 ![]() (前回2012年にはお遍路の途中、今治にいて、手作りのピンホールカメラで観測できた。 曇りの日で雲が流れていて、雲間越しにも見えたが、金環になった瞬間は見えなかった) ![]() ![]() ![]() 木の芽時幼く元気な句の並ぶ ![]() ◆ 第5回きごさい全国小中学生俳句大会表彰式が開催されました (以下きごさい歳時記より抜粋、投稿日:2016/03/02) 【大賞】 世界地図の真ん中に置く金魚鉢 中1 藤井和真 【小山正見選】 特選 秋彼岸先祖と話す糸電話 小3 川村允悠 入選 バタ足のしぶきが空の星になる 小3 中田深月 入選 秋の恋甘くて苦い宇治抹茶 中3 湖城萌 入選 アイドルになりたいわたしのながれ星 小2 玉いあおい 佳作 コスモスがゆれてピンクの海になる 中1 鈴木小梅 佳作 どんぐりは今日もどこかでせいくらべ 中3 加藤悠海 【高田正子選】 特選 セミのからへやの柱につけておく 小6 田中孝太朗 入選 息白しみんなで汽車になっている 小4 進藤彩花 入選 あさがおがさくから今朝は早おきだ 小2 高谷承太郎 佳作 ぼくだけに風をおくって扇風機 小6 森井朝都 佳作 らいねんはてんぐをやりたいあきまつり 小1 寺前空 佳作 約束の友達来ないいわし雲 小4 竹元直大朗 【長谷川櫂選】 特選 かんらんしゃ後ろにかかる冬のにじ 小3 中原麟 入選 おもいとおもう二学きのランドセル 小2 山下颯汰 入選 ものほしざおにあめつぶひかるあきのかぜ 小1 若狭芙羽 入選 いわし雲フトンがわりに一休み 小5 豊武尚浩 佳作 とうめいなみずいろみどり冬の水 小3 山本莉子 佳作 雨上がり入道ぐもがわらってる 小2 まつ下そう太ろう 佳作 そら豆は空の色とはちがう色 小3 とみ田みずき 佳作 オオタカが黒いマントをひるがえす 小5 大谷淨見 【日本学校俳句研究会が選ぶ三十句】 特別賞 木っきんはやさしくひびく粉雪さ 小4 佐々木葵 特別賞 日焼けして子じかみたいなうす茶色 小5 小川瑠夏 特別賞 あきらららたしざんできる一ねんせい 小1 まる田ふたば 特別賞 セミの声ぼくの目覚ましぼくの朝 小6 川倉治樹 特別賞 秋の空この手でつかむのぼりぼう 小3 伊藤春輝 特別賞 背が伸びたあの子に会える夏休み 中3 坂本奈菜 特別賞 時間がねとけていってねもう秋だ 小3 成川愛花 特別賞 コスモスや乙女心はバスの中 中3 岡野莉奈 (3/08) ![]() (3/07) 白鳥帰る名残を惜しむ菅生沼 ![]() (常総市と坂東市の境にある菅生沼には首都圏で唯一白鳥が飛来する) (3/06) 春愁や行方の知れぬメール便 ![]() グァテマラの苦味ほどよき花曇り ![]() ![]() (3/05) 啓蟄や行方不明のメール便 この街の歴史香るやひな祭り ![]() (3/04) ![]() (3/03) 将門の史跡巡るや春の風 ![]() ![]() どの家もらしさの光る雛飾り ![]() (3/02) ![]() 青を背に悠々閑閑春の月 ![]() (3/01) ![]() 木の芽風馬子に衣装や初活字 ![]() 永田 満徳 ご紹介いただきありがとうございます。 ご謙遜の句いただきます。 (俳句大学創刊号 掲載句) ![]() ![]() |