My 俳句手帖(復刻版)    2016 February        トップへ   



(2/29)

襖絵に梅の香りや好文亭     



(2/28 俳句大学東京句会)

言ひかねて眼がものを言ふ春ショール  (5点)

宿敵が吾を鍛える涅槃西風  (1点)

伝言をゲームのように桜草  (0点)






(2/28)

      五点句をもらい凱旋春句会


ニん月の投句練りつつ深呼吸     


      百段に飾る大子の雛まつり

(茨城県久慈郡大子町 本町通り「十二所神社百段階段」




(2/27)

春霞吾句はじめて本となり     (席題:霞)


うさぎ猿きつねも混じるつるし雛     




(2/26)

      段を降り酒酌み交わす雛人形




(2/25)

梅林にぽつりと一つ赤椿     




(2/24)

      微笑みのふっくらと春の女神




(2/23)

みのひとつなきと差し出す面影草     




(2/13)

      球を打つ心を光る風に乗せ




(2/11)

幼少の遥かな記憶紀元節       神童も今は凡老風光る






(2/10)

無機質なインクの香3月特別号      




(2/07)

      日時計の針ゆったりと春刻み




(2/06)

春兆す無理な背伸びはせぬことに     




(2/05)

      鬼の難ハッしと止めて鬼やらい


「厄」砕く古式ゆかしき追儺かな     




(2/04)

      極彩の社殿より降る福の豆


厳かな祝詞奉じて鬼やらい     


      桃の木の弓と神矢や追儺の会




(2/03)

身の内の鬼こそ払え追儺の会       タレントの福に群がる鬼やらい






(2/02)

福は内だけしか言わぬ意気地なし       福は内だけでは鬼の出番なし






(2/01)

金管に愛燦燦や春近し     

ユーフォニアムユーフォニウムとも)は金管楽器の一種。通常4つのバルブ(弁)を持ち、
音域はテナーやテナー・バスのトロンボーンとほぼ同じであるが、それよりも幾分か柔らかく丸みのある音色を奏でる。
演者・外囿祥一郎氏1969 生れ)は97年に 英 Euphonium player of the year を受賞、東京音楽大学準教授他。
この日のアンコールで陸自中央音楽隊をバックに美空ひばりの愛燦燦を演奏された。








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