My 俳句手帖(復刻版)    2015 Octorber        トップへ                



(10/31)

迷いつつ爪に紅さす萩に風     




(10/30)

      反面教師の父逝きて秋の闇




(10/29)

黄金の輝き残しほうき草




(10/28)

遠き日のおぼろな記憶菊の香に     




(10/27)

      ポール突き野の果てまでも秋日和




(10/26)

未来への風をはらみて秋高し     




(10/25)

      凛として一本立ちの菊の貌




(10/24)

まどろみの海王丸や秋の海      




(1023)

      潮騒の遠くに聞こゆ菊の宿




(10/22)

人形展菊の衣に文の遺志     

(推敲)⇒ 菊香り今に伝ふる文の遺志




(10/21)

      ひと恋ふは一色ならず黄コスモス




(10/20)

丘一面真っ赤に染むるほうき草     




(10/19)

      満天星の日まし色づく乙女たち




(10/18)

ロングシュート バーに嫌われ稲光




(10/17)

子育てはこの街と決め秋日和




(10/16)

励ましの言の葉探すうろこ雲     




(10/15)

       日本一成長力と梨と栗




(10/14)

刃のたたぬ乙女の如き花梨落つ     




(10/12)

      狂恋の大蛇と化すや秋綱火




(10/11)

厳かに復興祈願秋の宮 和        

常総市一言主神社の北関東災害復興祈願祭


      復興を祈り舞う秋鬼剣舞

京都鬼剣舞は岩手に起源があるが、その元は奈良一言主神社であると言う、


膳舞に笑い広がる秋祭      

膳舞とは、両手のひらに膳を載せて落とさないように裏返ししたり剽軽な仕草をする余興の踊りのこと。


      秋の夜の一言明神綱火かな

一言主神社で、カラクリ綱火が始まる。




山寺の破れ障子や夜半の月       (第6回ネット句会 互選3点)




(10/10)

那智黒に海と丘ある無月かな




(10/09)

銀漢に届けとばかり椅子を積み     

(第6回ネット句会 五島高資選・秀逸)




(10/08)

      プロデビューまだ先の先秋日かな




(10/07)

特選を射抜き快哉秋句会


ニュートリノ質量ありて秋深し     




(10/06)

短冊に小筆走らす良夜かな




(10/05)

      名を問はれさては南京玉すだれ

(10月句会2点)




(10/04)

ボール追ふ色なき風に嬲られて     (10月句会3点)




(10/03)

主権者のシュプレヒコール黍嵐     




(10/02)

      コスモスの花弁ひとひら消費税




(10/01)

そのわけは話したくない曼珠沙華     







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