My 俳句手帖(復刻版)    2015 Augast        トップへ                



(8/31)

       跳ねる娘の長き朱帯や宵ねぶた




(8/30)

滝浴びや佳人乗せたる舟遊び     




(8/29)

       スターマイン富士の初雪見下ろして




(8/28)

いつからか祭太鼓も国際化     

(推敲)⇒ 太鼓女子秋の祭りも国際化




(8・27)

      椅子に載る地球支えて秋涼し




(8/26)

戦闘機富士の初雪目指し飛ぶ     




(8/25)

      宵宮に手持ち花火を奉納す

(国指定重要無形民俗文化財/昭和51年指定)
今にも神社が燃えんばかりに、手製の花火であたり一面火の海となる「くりこみ」で始まるのが
高岡地区に伝わる高岡流綱火です。
高岡地区に住む長男だけで組織される「更進団」がその伝統を守っています。




どこ行った日焼け比べる新学期




(8/24)

宙をゆく綱火人形虫の闇     




(8/23)

絶滅はどこ吹く風の赤とんぼ


      鮮やかな山車の出立秋祭り




(8/22)

お祭りに賑わい添える蝉時雨


白露降る極彩色の東照宮     




(8/21)

古の法文の歌蚯蚓鳴く


ほうもん‐か【法文歌】または【法文の歌】は、平安末期に行われた今様歌の分類の一。
和讚の形式で、七・五(または八・五)の4句からなり、仏教の法文について詠んだ歌。

『梁塵秘抄』巻第二、雑法文歌五十首中に掲載された、下記の歌の精神であろう。遊女たちに愛唱されたものらしい。

 龍女は仏になりにけり
  などか我らもならざらん
   五障の雲こそ厚くとも
    如来月輪(がつりん)隠されじ

(竜王の娘さえ成仏したという    私たち普通の女にもなれるにちがいない
女の五つの障りが、分厚い雲になるといっても    真実仏の光なら、隠すことなどできはしない)





(8/20)

金婚や想い出巡る古都の秋




(8/18)

見習ひて邪気祓ひたし秋の雲

 ⇒  邪気などは微塵も見えぬ秋の空




(8/17)

      手を伸ばし秋空掴む壁登り

壁登り:ボルダリングはロッククライミングから派生した都会でも楽しめるスポーツだ。
写真では命綱を付けているので子供さんでも手軽に楽しんでいる。





(8/15)

ぶら歩きライブに出会う終戦日     



■ 第5回ネット句会『短期決戦席題編』の入選句より

孔雀草肩を並べる癖を止め    【中山宙虫 佳作】
影のない人生などと冷奴      【3点】
癖球にバットの回る原爆記     【2点】
回天の無念や八月十五日      【2点】
猛暑の日影を求めて千鳥足     【1点】
我が影に入るほかなし酷暑かな   【1点】
盆踊り裾の乱れに気を回し     【1点】

汗を拭き木影に休む金魚売      影踏みをしていたあの日原爆記
花菱草力まず人と争わず         含羞草肩の力を少し抜き
気持ちより気分が大事草莓      熱帯夜あいつのことを回し蹴り




(8/12)

青い目の手振りもよろし盆踊り




(8/11)

(8/17) 手を伸ばし秋空掴む壁登り 壁登り:ボルダリングはロッククライミングから派生した都会でも楽しめるスポーツだ。 写真では命綱を付けているので子供さんでも手軽に楽しんでいる。       秋祭り童の黄門胸を張り




(8/10)

借景の玻璃戸に映る秋の色




(8/09)

心根の泡ふつふつと長崎忌


塁駆ける高校球児夏の陣     




(8/08)

      黄門まつりへようこそ晩夏光




(8/07)

雷の着地窺う御神木




(8/06)

鎮魂の言葉ふつふつ浮いてこい




(8/05)

つぎつぎと記録塗替え冷し瓜




(8/04)

これ以上もう脱げませぬ極暑の夜      




(8/03)

      せがまれて手を取り合って盆踊り




(8/02)

伊邪那岐を祀る社や雲の峰     




(8/01)

      筑波なるガマの額に油照







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