(6/30) 《幸せを 顔いっぱいに 百合の花》 (6/29) 《俳人の 好む石榴に 妄想す》 「(実)石榴」は〈秋の季語〉だが、古来たくさんの俳人が詠んでいる。 《石榴くふ女かしこうほどきけり》 太祇 《若長は机のうへのざくろかな》 蕪村 《石榴赤しふるさとびとの心はも》 虚子 《石榴割る鍵屋が辻の古き碑に》 長谷川かな女 《実石榴の涙の粒に似しを食む》 馬場移公子 石榴の花は6月に咲き、実が育ち始めるが、実の形は独特でエロチックだ。 近現代の俳人が「石榴」を詠む場合、愛、性愛、女性器のイメージが色濃い。 《石榴是(コレ)煉獄の色逢引す》 竹岡一郎 《やさしさの中に小悪魔ざくろ割れ》 加藤ひろ子 《肉感に浸りひたるや熟れ石榴》 鈴木しず子 《実石榴のかつと割れたる情痴かな》 鈴木しず子 《裂けながら石榴の素肌ただようや》 鎌倉佐弓 《プツプツと弾ける音を響かせて私の石榴舌でこそげる》 川上史津子 (6/27) 《酔うてても 君には負けぬ 酔仙翁》 (6/26) 「テイーショット 見届け笑う キキョウ花」 伊豆にらやまCC (6/25) 《花護り 衛士立つ 墨田の花火かな》 (6/24) 《みを捨てて 新たな命 隼人瓜》 昨年暮れに友人から隼人瓜を貰った。 一つは試食し、もう一つは新聞紙に包んで保存しておき、ひと月ほど前にプランターに植えてみた。 やがて芽が出て葉も伸びて来た。秋には実が成ると楽しみだ。 「隼人瓜」は熱帯アメリカ原産のウリ科の植物、日本では最初に鹿児島に渡って来たため隼人の瓜ということで、ハヤトウリという名前になった。 別名センナリウリ(千成瓜)。漬物、炒め物、煮物などにして食べることができる。 『ヨハネ伝』の第12章24節のキリストの言葉、「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」 (6/23) 《囁きの 風にうなずく 麦撫子》 麦撫子、別名:麦仙翁 ・白花(オーシャンパール)もある。 ・ヨーロッパでは”麦畑の雑草”として たくさん生えてくるらしい。 (6/22) 《駆け登る 凌霄の花 羨みぬ》 アメリカノウゼンカズラの花は中国系ノウゼンカズラより小ぶりで細長く、濃い赤橙色。 (6/21) 《待つことの しあわせ見つけ 弟切草》 「弟切草」は、ホトトギス歳時記には無いが、角川歳時記には夏の季語として採録されている。 オトギリソウと美女柳とは同じ仲間。 (6/20) 《美女柳 隠した言葉の ふとこぼれ》 未央柳 (びょうやなぎ):別名(美女柳(びじょやなぎ)、 美容柳(びようやなぎ)、金線海棠(きんせんかいどう)) ・弟切草(おとぎりそう)科 ・7月14日の誕生花(未央柳) ・花言葉は「幸い」(未央柳) (6/19) 《まだかしら 背伸びして待つ 立葵》 (6/18) 《また逢えて 笑みのこぼれる 百合の花》 (6/17) 《花菖蒲 だらりの帯の 艶姿》 (0616) 「逢い引きに ベージュのドレス 百合の花」 「目と舌で 旬を楽しむ ユリの園」 西武ドーム傍のゆり園では、ユリ根の天ぷらが名物。 (6/15) 「父の日や 図書券を手に 浮き浮きし」 《ルピナスや 秘めたる愛の 迸る》 (6/14) 《山法師 うす紅ひいて 待ってたの》 佐久リゾートGCで、ピンク色の山法師が咲いていた。珍しい!! (6/13) 「スタートを 見守る浅間 山法師」 6/11-13 佐久リゾートGCと軽井沢72西コースで二日間プレイ。 (6/11) 《紫陽花や たゆたう恋を 映す紅》 (6/10) 「紫陽花の 青を深める 午後の雨」 (6/09) 「ポイントが 貯まり満願 梅雨の晴れ」 (6/08) 《紫陽花や 心模様の 紅と青》 「カーナビの 声にときめく 半夏雨」 (6/05) 《紫陽花や いま初恋の うすみどり》 《松葉菊 恋のさざ波 映す色》 (6/04) 《そこがいいの 風につぶやく ブラシの木》 (6/03) 《忍冬の 恋を貫く 花は葉に》 (6/01) 「夏の風 喫煙見守る 風見鶏」 「金管の 響き高らか 謝肉祭」 「都心では 見つけて歓喜 喫煙所」 「丸く尖る ビールサーバー 白き泡」 《恋隠し 蛍袋の 風に揺れ》 |