自作俳句手帖(復刻版)    2014 April        トップへ

(4/30)

《花を見て 輪廻転生 牡丹餅》      《酢い葉噛み 苦い初恋 思い出す》

   

(4/29)

「母の日に 備えて試す 花車」    「お母さん どっか連れてって 春紫苑」

   

. 《非論理を 丸めて吹けば 牡丹の芽》      《イチハツや 濃い紫の ランジェリー》

   

(4/28)

「蜜はいかが 蜂をからかう 淡牡丹」     「飛躍こそ 句作の要 藤の花」 「白牡丹 抱かれ華やぐ 君なるや」

       

「そよ風の 牡丹を餌に 鯛を釣り」     「鯛を釣る そよ風の吹く 牡丹園」    「ぼうたんや 君の吐息の 芳しく」

   



《冷凍の おっぱい二つ シャボン玉》



(4/27)  

《こそばいと 叱られヒゲ剃る 春の猫》   《おっぱいが こっちこっちと ツツジ山》

   

「鯉泳ぐ アンドロメダへ まっしぐら」    《下萌えに 頬ずりをする 春の丘》

   

《光る肌 ふと触れてみる 白牡丹》    《あの人は もう帰らない 春紫苑》

   

(4/26)  

「こどもの日 矢車草見る 鯉のぼり」   「ツツジさん 私が先よと 花水木」   「アネモネや 一寸法師の ドラえもん」

       

《フクシマの 復興支援 小判草》   《天盛と 仕上げに蕎麦湯 夏近し》   《尊徳も タブレット読む 草の餅》

       

(4/25)  

《デパートが 「誠意」お取り寄せ 致します》    《あやかしの 緑引き出す 桜かな》

「観音の 見下ろす全山 ツツジかな」   「それぞれの 祈願真剣 藤開く」

    

「顔じゅうで 笑い転げる 初牡丹」    「くちびるに 触れていたずら リラの風」

    

リラ(ライラック)はもくせい科、花蘇芳に似た花。

《俳句とは メディアなのだと シャガの花》   《パンジーに 蝶の絵筆が 色を塗る》   《若草に 寝っ転がって 芋ケンピ》

       

http://park.geocities.jp/kitano555_2006/tabi_08_1_yahoo/sakura_takao.html"

(4/24)  

「業平に ナイスショトを お願いし」    「ゴルフ場 ここでも活躍 五七五」

   

「ゴルフなど たかが遊びと 柏餅」      「早起きに またゴルフですかと 山笑う」

   

(4/23)

《その道は 遠回りだと 口げんか》   《スズランの ゆるゆる咲いて 桜餅》   《青空に 蝶の写生する チューリップ》

     



《手洗いと 洗濯板の 見直され》     《リバイバル 洗濯板に 春の風》



(4/22)

《灌仏会 枝垂れ桜の 六地蔵》   《喧嘩して そっぽ向いてる 二輪草》   《花曇り 一輪草の 群れ咲いて》

《空見上げ 一人静かの 幼子が》   《群れをなし 何怒ってる イカリソウ》   《小豆乗せ 食べてみたいぞ 雪餅草》

《キソケイの ソナチネを聴く 蝶の指揮》



黄素馨(キソケイ):モクセイ科ソケイ属、匂いはほとんどない。イエロージャスミン。 花言葉:優美、恩恵と優美、優雅。

《ツツジ咲き 古式ゆかしき 武者行列》   《武者行列 氏照を知らぬ 児も混じり》



http://www.hana300.com/abuchi.html

(4/21)

《千に三つも あればよろしと 割り切れど 九九七の駄句 途遠し》

《春のどか 今週も俳壇に 亀の二句》    《春が往き 亀鳴き止むを 心待ち》



《ツツジ咲く 誰を待つのか 背伸びして》   《蕊の蜜 こっちの水は 甘いぞ〜》   《ミツバチが 頭隠して 蕊の蜜》

     

《初夏めいて ツツジの蕊の ピンと伸び》    《蝶よ来い 我のDNAを あの花に》

(4/20)

「黄に負けず 白山吹の 一途なる 想いに重ね 行く春惜しむ」
《白一重 誇りを持てど 山吹の 実のひとつだに 無きぞ哀しき》

《道灌を 山吹と待つ 村娘》    《八重が好き でも白一重は もっと好き》



「勇姿復元 大空へ 夢再び」



(4/19)

「春風に 一姫二太郎 花水木」   「花桃の 紅の輝き 鯉のぼり」   「超新星 ポンッと弾けて 山桜」

       

「痛いの 痛いの飛んでけ タンポポの綿」    「ボストンへ 帰りたいかい 花水木」

   

《世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし》 (在原業平)
《世の中にたえてスマホのなかりせば春の心はのどけからまし》

《散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき 》(返歌・詠み人知らず)
《あればこそ いとどスマホは めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき》

《花植えて 心おきなく 生前葬》

(4/18)

《いい尽せない ありがとう ケシの花》     《教え子の 気持ち寄りそう 姫金魚草》

   

(4/17)

★北野さんの2014年を5・7・5で表すと…     『今日だけは ハードロックな ミルクシェイク』

「いつからか 公園をCOENと 書く不思議」



「白色の 花ズオウあり 風爽やか 」 《春の陽に 雪と見紛う 白き花 蘇芳は紅と 何思ひけむ》



「相模では トイレの注意も 五七五」     《警句より 褒めるが勝ちと 川柳子》



《もう後悔しないわと 大手鞠》   《恋忘れ ムラサキケマンに 風光る》   《小手鞠と 肌の白さを 競い合い》

       

(4/16)

《五七五 揃えるだけなら 苦にならぬ》      《五七五 揃えただけなら 句にならぬ》

(4/15)
「球を追い ショット重ねて 山笑う」  「もてなしの 桜の蕎麦に 舌鼓」

   

「チューリップ ショット片目に 風に揺れ」   「望外の スコア纏まり 山笑う」

   

(4/14)

《空の虹 手のひらに入れ 孫悟空》・・・・入れ→載せ   《ネクタイを 窮屈紐と 呼ぶという 季語に悩める 俳人もまた》

《最後から 二番目の恋 胸躍る》  ・・・心揺れ    《母と娘の TDLに 春の風》

《嬉しいとき 悲しいときも カランコエ》   《ミニスカの CAが飛ぶ 春の空》

   

《百の色 千の彩り チューリップ》    《椿子と 過ごすふた夜の 花の宿》

   

(4/13)

《Tシャツに ポップアート 勿忘草》    《変わりゆく 箱根空木の 花の色》     《可笑しやな タラコ唇 花キリン》

       

(4/12)

FB友、玉手のり子さんの上の句をお借りして。
《太陽の 赤を深めて 牡丹の芽 心に秘めた 煩悩の紅》



《百作り なかに一つの 佳句あれと 世の中そんなに 甘くはないぞ》

《佳き句をと 身の程知らずの 養花天》



「はち切れる ボディコンスーツ チューリップ」    「ボディコンの はち切れそうな チューリップ」

   

「ボディコンの ヒップふりふり チューリップ」    「桜散り 人目チューリップに 移り」

《”穏やかさ” 都忘れの 花言葉》   《石楠花や 日焼けはお肌に よくないの》

       

《ダメいやよ 恥ずかしくないの カラー咲く》

(4/11)

《黄梅や 故郷(フルサト)の名は 迎春花》   《紅花の トキワマンサク 髪に挿す》   《明の空 星座を捜す 花筏》

       

「手作りの スマホカバーや 養花天」     「養花天 季語とは知らず 花粉症」

   

《葉桜や また来年と 別れつげ》   《葉桜に もう貴女もと 姥桜》   《仲の良い スノーフレーク 三姉妹》

   

(4/10)

「やれ嬉し 消費税後も 値上げせず」    《球池に 嘆く人見て 亀笑う》    「鳴く亀も 時には笑って 然るべし」

   

《周公旦 孔子の理想 君子蘭》    《宇宙から 来たのか ヒマラヤ雪の下》

       

《陽炎が メガソーラーの 海に立つ 脱原発の 狼煙のように》

(4/09)

《タンポポ 花びらの海に 溺れている》   「名残り惜し 桜吹雪に 歩み入る」

   

「花かいどう 仲間に来いよと 五街道」   「桜散り 次はわたしと 三つ葉ツツジ」

   

(4/08)

◆ 花まつり 独吟行  高乗寺

《接待の 甘茶いただく 花まつり》   《花まつり 甘茶で喉を 潤して 始まりを待つ 二胡コンサート》

   

地元初沢町にある曹洞宗・高乗寺で花まつりコンサートがあったので聴きに行った。
(二胡ではなく胡弓だった。)奏者は石田春人氏(愛知県を拠点)。

《サクラサクラ 胡弓の調べ 花まつり》   《花まつり 胡弓奏でる 風の盆》

   

《観客も 声だし歌う 隅田川》   《荒城の月 しのび泣く 胡弓弦》

《胡弓の音 観音さまも 微笑みて》   《江戸の頃 雛に飾りし 胡弓あり》

   

《涙そうそう 予期せぬ調べに 客は沸く》   《弾く弓が 笛にもなりて どよめきぬ》

《胡弓音に 美空ひばりの 現れて》    《胡弓唄う ”津軽むすめは 泣いたとさ”》

(4/08)

《目ぢからの 源(モト)はエジプト 八重水仙》    《四月四日は アンパンの日 椿・清正》

   

《外国(トツクニ)の 青い真珠や 犬ふぐり》

   

 《犬ふぐり 星のまたたく 如くなり》 (高浜虚子)
 《恋あらば花冷えの空青真珠》(詠み人知らず)
 《昇る日の離れては来て犬ふぐり》 (詠み人知らず)
 《コンビニでファックスコピー犬ふぐり》(詠み人知らず)
 《犬ふぐりホームページのパスワード》(詠み人知らず)
 《いぬふぐりハンバーガーを所望する》(詠み人知らず)

 《日本に生まれし不運犬ふぐり 青い真珠と呼ぶ国のあり(町田市 風間良富》
 《なんとまあ犬ふぐりの名のせつなさよ へくそかづらよ早よ出でたまへ》

(4/07)

「桜咲く コースに遊ぶ 春ゴルフ」     「目を花に 奪われ思わず ミスショット」

    

《リキュウバイ 想い女(ヒト)は誰? 利休さま》
       『利休にたずねよ』(山本兼一著 PHP文芸文庫)         (ご冥福をお祈りします)

《くちびるに 春の色おく 花蘇芳》    《ミータン 恋猫の名に 似てるわね》

       

(4/06)

「花に酔い 花に溺れる 涅槃仏」   「青空が戻り 桜も 元気づく」   「散る前に もう一花を 心がけ」



《この丘に 黄咲きます子 名のらさね》    《空みつ 大和の国の 紫木蓮》

  《まだそこに いたのと笑う 木瓜の花》

         

天皇のみよみませる御製歌(おほみうた)
0001 籠(こ)もよ み籠持ち 堀串(ふくし)もよ み堀串持ち
   この丘に 菜摘ます子 家告(の)らせ 名のらさね
   そらみつ 大和の国は おしなべて 吾(あれ)こそ居れ
   しきなべて 吾(あれ)こそ座ませ 吾(あ)をこそ 夫(せ)とは告らめ* 家をも名をも

(4/05)

「レストラン 喫煙室も 揃いいて 申し分ない 国会図書館」   「消費税 程の佳句率なら 上首尾ぞ」

 

「椿椿椿 匂いと色に むせ返り」   「美女に飽き 機知あるがよしと 始皇帝」

《わたくしも 仲間に入れてと 花びらが》   《前線通過 列島花に 酔いしれる》

《撮るだけさ やはり野におけ 菫草》    《軍師官兵衛も 見たか 諸葛菜》    《もうすぐ春ですね〜♪ 桜草》

         

(4/04)

「源平の 桃に日射しや 古戦場」    「古の 戦偲ばむ 源平桃」



《バラ族の 仲間なのさと アーモンド》    《あの丘に 鐘が鳴るの? ベルフラワー》    《腰くねらせ うふふふと 枝垂れ桃》

         

(4/03)

 《まだそこにゐたかと亀に鳴かれけり》 (中嶋秀子 1936東京)



《亀鳴くは高尚と 信じる人の居て 雀蛤 勿論のこと》

 《季語探し 苦し紛れに 亀鳴かす》   《鳴かされる 亀の身にも なってみよ》    《鳴かぬのに 鳴かされるとは 理不尽な》

《下萌えに ひそと佇む 二輪草》   《ネモフィラ咲く 落花の舞の 樹の下に》

         

  《ありのまま 今を輝け 山ツツジ》       《季語なぞは要らぬ 私の 花図鑑》

(4/02)

《花曇り スカイツリーの 桜色》   《花色の スカイツリーの 艶やかさ  振り返り見る トウキョウタワー》



「摩訶不思議 聞き出し驚く 舞台裏」



まるで水中の大小の泡のようなモノに映る映像。どうやって写真を撮れたのか、その仕掛けを詳しく教えてもらって二度、びっくり。

「友ありて 自信ぶつかる 写真展」   「中央線快速 TDLの 夢を乗せ」

     

《赤い靴の少女 横浜緋桜》    《好き嫌い どっちがホント 源平枝垂れ》   《桜咲き 西洋シャクナゲ 妍競う》

         

《花ならば 染井吉野と 胸を張り》    《負けませんわと 八重紅枝垂れ》   《これでもかと 気を吐く 寒緋桜》

         

(4/01)

《吟行の ノート代わりや Facebook》     《ひらめけば 忘れる前に Facebook》

《いつどこで 場所を選ばぬ 有難さ Facebookは 詩人(ウタビト)の友》

 《佳句などと 願う気持ちは サラサラなく》

「花に酔い 花に溺れる 至福かな」   「WiFiで 心を繋ぐ 友ありて」   「満開の 桜見上げる 一年生」

         

「バス運賃 変わらず胸を 撫で下ろす」    《Eメール届く 桜の便り乗せ》

    

《日に一句 誰に見せうと 花を詠む》     《山茱萸は 線香花火と 見つけたり》

    



             本家ホームページへ